!!注意!!
このページはアクタ編がネタバレです。
再放送を待つ!と思う方・「NHKアーカイブス」で見るんだ!と思う方などは、読まないで去りましょう〜!
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<173話>初放送;NHK総合1979.12.20

<(前の繰り返し)
軍曹「安全なところにしまっておくのが、いいのでございますですよ」
ヘドロ「ランカー様が何がなんでも手に入れたい隕石は、金庫の中にいれるんだってさ」
ステッラとヘムラー大佐は、
お互いの自分の軍に激を飛ばし合って戦っている。
マノン「戦争をやめさせるいい方法はないかな」>

ダマスクセ。
ヒ・トゴロチ爆弾が、ルチ将軍の宮殿にあることで、
いつも弱らないランカーが弱っている。
ヘドロの姐御がいますとチンタムがいうと、
ヘドロは多分死ぬだろう、それはどうでもいいが
プリンプリンのことが心配なのだ。
ヒトゴロチ爆弾が爆発したら、プリンプリンはどうなるのか…。
ランカー「あ〜弱ったぞ弱ったぞ、本当に弱っッたぞ」

レストラン。
軍曹「あ〜、弱ったぞ、弱ったぞ。本当に弱ったぞ」
ランカーの言葉と重複しております。声もわざとかな?似せているので
聞いたとき吃驚しました。
そこへ、ヘドロがやってきて、色っぽく軍曹にせまる。

そして、ヘドロの歌がはじまる。
タンゴ調のリズムに乗って二人は踊る。

ヘドロ「軍曹さん、弱った弱ったと言っているけど何をそんなに弱っているの?」
軍曹は、戦争を憂いていた。
中立派の自分としては、本当に大弱りなのだと説明。
ヘドロは、軍曹の好きな「レバニラいため」を差し出す。
しかし、食べる前に金庫の鍵の在処を教えて欲しいと頼む。

食べ物に弱い軍曹は鍵はない、ダイアルで開くと言ってしまう。
ヘドロはシドロ・モドロにさらに食事をださせる。
食い気に負けた軍曹は、「秘密だけど」と言いながらも
ダイアルの開け方をばらしてしまう。

8回まわして、2回もどす。そして2457とまわす。

ヘドロは、シドロ・モドロに金庫に行くように命ずるが
金庫は、戦地にあるので二人は怖がる。
そこでちょうど、花のアナウンサーの鳩時計が12時を知らせる。
戦争もお昼休みだから行ってこいと、ヘドロは命ずる。

市街。
マノンはプリンプリンにタンガラトントンに行きたいだろうに
どうして行かないのか訊くと、
プリンプリンは、こんな状態ではマノン一人を置いていけないと説明。
マノン「やさしいんだな」

こそ泥スタイルのシドロ・モドロは、金庫に向かう。

ランカーは、心配だとプリンプリンのことだけを案じている。

レストラン。
食い意地に負けた軍曹は、ごちそうを腹一杯食べて御満悦である。
「あ〜喰ったらばーど(アクタラバード)」とくだらないシャレをかます。

戦闘は、本当に昼休みだった。
シドロ・モドロは金庫を開ける。
無事に隕石の箱をかっぱらう。

しかし…、モドロがヒ・トゴロチ爆弾に興味を示す。
シドロは「よしなよ」と言うが、
モドロは面白がっていじくっている。

ダマスクセ。
「誰かバカな奴はいじったら」とランカーは恐れおののく。

カセイジンの予感が起こる「この世の終わりです…」

モドロはいじり続ける。

そしてついに爆発してしまった…!!
大爆音とともに、無気味な紫煙があがる。
「安土炎上」…あ、間違えた(ーー;)

市街。
プリンプリン「ねえ、みんな見て!!」
ふと見上げると、隕石が空に向かって飛んでいく姿があった。
隕石は、やがて地球を後に宇宙の彼方へ消えていった…。
宇宙空間でも、火を噴いて飛んでいく隕石。
あの空間で火を噴く事ができるの??

軍曹「ああこれは大変、敗戦門だ」
凱旋門のダジャレ(ーー;)。
宮殿の中に入っていくと、宮殿はガレキと化していた。
ヘドロは、ボロボロのシドロ・モドロを発見する。
ヘドロ「シドロ、モドロどうしたってのさ?」
そして、負傷した兵士達。

オサゲが「ルチ将軍の宮殿がぶっ壊れた。
でも、そのかわり戦争は終わった」と報告する。

負傷した兵士達が宮殿の門から出て来た。
軍曹にささえられて、ステッラとヘムラー大佐も出て来た。
そしてシドロ・モドロも…。

ダマスクセ。
チンタムがランカーに緊急連絡をする。
ヒ・トゴロチ爆弾が爆発した。
ついに恐れていたことが起きてしまったのだ…。
ランカーは「あ〜」と嘆く。チンタムも一緒になって嘆く。
ランカー「何万人死んだんだ?」
チンタム「ルチ将軍の宮殿はぶっ壊れ、シドロとモドロを始めけが人が数十名」

市街。
プリンプリン「わかっているのは、ルチ将軍だった隕石が
空の彼方へ飛んでいっちゃったということだけ」
ふと見るとカセイジンが、逆立ちをしている。
どういう事が起こったのか考えるための「発想転換」のためだそうな。
こうでもしないと、この不思議な事件の謎は解けないそうな。

<管理人の感想>
隕石が空を飛んでいくシーンですが、初放送の時はヒ・トゴロチ爆弾が
ブっささってしまったのかと思っていました。
今回見ると、宮殿がぶっ壊れてしまったのだから、爆弾のエネルギーを
吸収したんだなと思い直しました。 火を噴いているのは、子供にも分かりやすくする
ためなんでしょうね(^^)。
隕石が爆弾のエネルギーを吸収したお陰で、アクタラバードは壊滅せずすみました。
結果的には、わずかですがルチ将軍の「罪ほろぼし」になるのでしょうか?(^^;)

宮殿がぶっ壊れて、戦争が終わったのも象徴的です。
まるで、タロットカードの「塔」みたい。
ーそれまでの価値観の終結。
ルチ将軍は、結局自分が築きあげたものを、地球脱出とともに
全部持っていちゃったのね(ーー;)。

<おまけ>
*管理人はルチ将軍のどこに魅力を感じているか?

 NHKアーカイブスで視聴して、ルチ将軍の印象を絵で表現すると

Q-ルチ

 

…です。

 これは他サイトのオエビで描いたものです。
 ふざけた絵の様にみえますが、私はマジメに描いたつもりです(^^;)。
 これが、ルチ将軍の本質だと思っております。
 別に「キューピー」の様に天使だ、と言うつもりはありません。
 ルチ将軍は大人子供な性格だなぁ、と私は思ったのです。
 「プリンプリン」の人形達は、わりとリアルな体型が主なのに、
 ルチ将軍は、子供っぽさをを象徴するかのように、
 体型も頭でっかちの幼児体型です。
 (蛇足ですが、友永先生の原画のルチ将軍は、もうちょっと頭身があるので、
  人形より大人っぽくみえます。
  もしかすると、子供向けにこんな頭身になったのでしょうか?)
 だから、しぐさも妙に子供っぽく見える時があって、可愛くなる時がある。
 (こりゃ、判官びいきもあるかも…(^^;))

 大人子供だし、行動も無軌道だけど、
 しかしながら、ちゃんと一国の長としての貫禄もあるんですね。
 たとえば、ステッラにプリンプリンをベベルと一緒に射殺しろと命じた時、
 ステッラがランカーの大事なお客様ですが?と問うと、
 「私がなんとかする」って言い切っちゃう(143話)。
 ランカーの方が自分より上、と認めているのにもかかわらず、です。
 自分の発言には、責任をきちんとお持ちのようです。
 他にも、ベベルが寝室に侵入した時も、侵入者より、自分の番兵を
 「けしからん!」と避難したのも(141話)、
 流石、頭のいいキャラの設定だな〜と感じました。

 子供っぽい部分と独裁者としての貫禄のブレンドが、絶妙だと思います。
 そこが、キャラの「面白み」として出ている。
 んなもんで、あのヘンテコリンな容姿とともに
 印象に強烈に残っちゃったんだと思います。

 人によって、感じ方は色々ありますので、
 「え〜アンタ、そりゃ違うよ」とお思いの方はご免なさい。
 これは、あくまでも私が感じたルチ将軍像ですので(^^;)。

<おしまいに>
 アーカイブスで視聴できるアクタ編は、今のところ、これでお終いです。
 この後、ステッラとヘムラー大佐が本当に追放されたのか、今のところ確認できません。
 管理人の記憶からも抜けております。
 アクタ編の総括所感も自分なりに書こうかな?と思ったのですが、
 支配者選挙の部分等が抜けているので、今回はやめました。 
 「プリンプリン」も実は1話からテープが存在しているとのことです。
 NHK様、是非とも修復して下さい。一ファンとしてお願い致します!!

 ここまで長々と私の文に、(ネタバレなのに…)
 つき合ってくださった方々には、感謝いたします。
 ところどころで、変なチャチャをいれております。
 それを読んで、不愉快に感じた方には申し訳ないです。

 そして改めて申し上げますが、
 記憶勝負なので、変な記述もある筈です。
 マルっと信用しないで下さいね!!

 有り難うございました。
(h17.1.30〜h17.5.9)