<最初に>
この「密告メモ」は、管理人がNHKアーカイブスに通って、
プリンプリン物語「アクタ共和国」編の粗筋をコッソリとメモッた記録であります。
このように怪しい事をした理由は、
「管理人がルチ将軍好きな事である」、それにつきます。
そして困ったことに、好きだからこそ、
そのキャラの性格を出来るだけ詳しくつかみたくなるのが
管理人の性(さが)なのです。
ところで、管理人は、アクタ共和国編総集編のDVDを持っています。
しかし、それでは、個人的には全然もの足りませんでした。
総集編はお話をただまとめあげたものに過ぎないのです。
実際に鑑賞すると、やはりあ〜〜と声を挙げざるを得ません。
アーカイブスで視聴したこのシーン、あのシーンがない・・・とほざいてしまうのでした。
ex)・ボンボンが珍しく知恵を使うシーン。
これによって、シャーレッケ・マイホーム夫妻、
シドロとモドロが牢屋から出してもらえる事に。
・初と思われるルチ将軍の「1300」発言シーン。
・将軍とランカーの会見で、二人の結婚観を話しているシーン。
・「褌(ふんどし)」に恥じらう乙女なステッラのシーン
等等。
ルチ将軍に関して言えば、ダークな面が強調されて、
お茶目な面が陰を潜めた格好になってしまいました。
私個人としては、ダークな面とお茶目な面が
混ざりあっているところがツボなのです。
それでも、アクタ共和国編は、友永先生のテープがなかったら、
本当に幻になってしまったところだったので、これだけでも幸運なのでしょう。
しかし、人間はどん欲な生き物であります。
DVDだけでは、アクタ共和国編のストーリーの流れしか分からない。
登場人物の性格をつかむには、やはりアーカイブスで見るのがベストだと考え、
管理人はアーカイブスに再び通う事にしました。
そして、出来たのがこの密告メモです。
しかし、メモも所詮はただの覚え書きです。
映像で、アクタ共和国編を御覧になりたい方は、
「NHKアーカイブス」という所に行って下さいませ。
全国各所にございます。
詳しくは検索してホームページを見つけてください。
(註;NHKのトップページにリンクを貼ることはできるようですが、
NHK関係の個々のページにリンクを貼るには、
許可が必要なのでここではリンクは貼れません^^;)
通える方は、是非に是非に…☆
100話から173話を閲覧する事が出来ます。
ただし、テープの保存状態の関係で、映像が完全ではなく、
ところどころ話がとんでいるところがあります。
中でも支配者選挙の話が抜けているのが残念です。
「ネタバレになってイヤ!!」という方はお戻り下さいませ。
申し訳ございません。→→→<戻る!!>
なおDVDの「総集編」に収録箇所は、水色で表示してみました。
<100話>初放送;NKK総合1979.09.07
アクタ共和国、夜の前線基地。
兵士たちが行き交い騒然としている。
軍曹「追え〜追え〜…オェ〜(嘔吐するように)。」
(最後の「オェ〜」はオヤジギャグらしい(ーー;)。)
領空侵犯で捕らえられていたプリンプリン達が脱獄したのだ!
プリンプリンとボンボンとオサゲとカセイジンとマイホームの
5人が逃げる。
同じく脱獄したシドロとモドロは、別の方向へ逃げたらしい。
ワットさんは捕まった様子。マイホームさんは残ると言って、
危険も顧みず、ワットさんが捕まった方へ行ってしまった。
プリンプリン、ボンボン、オサゲ、カセイジンの4人は、
牢屋から無事に逃げ切れた。
オサゲは、「ここまでくれば大丈夫」と呑気なことを言うが、
カセイジンは
「とんでもない!!ここはまだ牢屋から
100メートルも離れていませんよ」
と戒める。
カセイジンとオサゲは先に走っていくが、
ボンボンは立ち止まって、マイホームさんを心配する。
脱獄囚(プリンプリン達)を探す軍曹達。
軍曹「活き造りにしろ!!」
(て、「生け捕りにしろ」ってことらしい…。)
兵士達は、たもあみをもって脱獄囚達を探す。
それを隠れて見ているオサゲは、
「この国は、夜に昆虫採集をするんだ〜」と呑気なことを言っている。
やがてシドロとモドロはつかまる。
カセイジンとオサゲは、プリンプリンとボンボンとはぐれてしまった事に
気がつく。
ボンボンも、オサゲとカセイジンとはぐれた事に気付く。
プリンプリン・ボンボンの前に、モンキーがサイドカーで登場。
ワットさんとマイホームは捕まったという事が
モンキーの報告で判明した。
ボンボンはクシャミをする。ちょっと風邪気味のようだ。
ボンボン達はオサゲ達を探すのを一旦あきらめて、
モンキーが乗ってきたサイドカーで逃げることにした。
一方のオサゲとカセイジンは、プリンプリン達とはぐれて、
心細くなっている。
サイドカーの音。
カセイジンは、敵の乗ったサイドカーだと思い、
オサゲに隠れる様に言う。
しかし、実はモンキー達が乗ったサイドカーだった。
サイドカーが走りさった後で、
「こういう時は冷静に行動することです。」
とカセイジンはオサゲに自慢した…(ーー;)。
捕まったマイホームとワットさんは、別々の牢屋に入れられようとされるが
マイホームは、「ワットさんと同じ牢屋の中じゃないといやだ〜」と軍曹にごねまくる。
牢屋の中のワットさんも「一緒じゃないと生きていけない」と訴える。
軍曹はあきれてマイホームをワットさんと同じ牢屋の中にいれる。
牢屋の中でワットさんとマイホームは
熱い抱擁をする。そしてハートマーク。(いいな〜この二人。)
二人のアツアツぶりに、軍曹殿はあてられてしまった。
夜があける。
カセイジンとオサゲは、森の中に身を潜めている。
カセイジンは、オサゲにオサゲのいつもの口癖を言いたいという。
なんのこった?と思えば逆立ちをして「たっへらは」。
するとオサゲも同調して「はらへった〜」。
一方、プリンプリン・ボンボンは…。
プリンプリン、アクタ共和国の事をモンキーに語る。
ここの国の支配者のルチ将軍はランカーの手下のようなものらしい。
そして、恐ろしい独裁者。いい国ではないけど…
風景は美しい。
プリンプリンとボンボンで「空の歌」をデュエット。
いい雰囲気うたっている。まるで恋人同士のようだ。
しかしボンボンは、唄ったあとでいきなりぶったおれる。
歌っていたときは、体調不良に見えなかったボンボン(汗)。
きっと、大好きなプリンプリンと無事デュエットが出来て
緊張の糸がきれてしまったんだ…と
管理人は良い方に解釈してあげた。(ーー;)
<エンディング:ハッピーアドベンチャー>
たも網で捕らえられたシドロモドロ
基地内のヘムラー・ステッラ
牢屋のワット、マイホーム
<管理人の感想>
これを20数年ぶりに見た時は、丁度「プリンプリン」の再放送をやっていた頃でした。
私には、3年目のだれた感じよりも、作りがクールで引き締まった感じがして
面白かったです。
全体的にモノトーン調な雰囲気の印象を受けました。
また軍曹が3年目にあるような「良い子のためのおじさん」ではなく、
アクタ共和国というランカー側の「悪役国家」の軍人だったので、結構怖い人だった。
でも、変なオヤジギャグをとばしているので、
根はやさしい普通の「おじさん」なんでしょうねぇ。
ああ〜!!「でも…」とタイプしてしまった。
アクタ共和国憲法第2条・「デモ」とストを禁止する。(ーー;)
ああ、まだルチ将軍が出ないな…。
<101話>初放送;NHK総合1979.09.10
(前話のお終い分から。
「空の歌」ーボンボン倒れる。)
ボンボンが病気で倒れたので、プリンプリンは心細くなった。
見知らぬ国の上、オサゲ、カセイジン、マイホーム、ワットさんと
はぐれてしまった。
モンキーは、そんなプリンプリンを励ました。
基地に連れ戻されたシドロとモドロは、
牢屋にいれられる途中で牢屋のマイホーム夫妻に遇う。
そして、プリンプリン達の状況を話す。
軍曹がそれをとがめて、シドロモドロを連れていく。
シドロ達の話からプリンプリン達はつかまっていないと「推理する」マイホーム。
そしてプリンプリン達が自分達を助けてくれる事を期待している。
(…子供に期待する大人って変ね〜。)
前線基地内。
前線基地司令官ヘムラー大佐は、
プリンプリンがつかまらない事に困っている。
(「前線」としましたが、「全線」かな?とも迷っています。
どっちなんでしょう?)
ランカーからプリンプリンを
「丁寧に親切にお大事に」扱うように言われているからだ。
そこへテレビ電話。
ランカーからのテレビ電話に違いないと推測するヘムラー大佐は、
ステッラに出ろと言う。ステッラが躊躇していると、
アクタ共和国憲法
1・命令は絶対である。
2・デモとストを禁止する。
を盾に「出ろ」とヘムラー大佐は命ずる。
そして、自分は隅っこに隠れる。
あきれながら、ステッラはテレビ電話にでた。
矢張り、ランカーからのテレビ電話だった。
ランカーがヘムラーはどこだ?と訪ねると、
どう言い訳すればいいかステッラはちょっと考える。
ふと、ヘムラー大佐の方を見ると、
その場で足踏みをしているヘムラー大佐の滑稽な姿が…。
ステッラはその姿を見て、
ランカーにはジョッギングをしていると言った。
そこへ、軍曹がヘムラー大佐に報告のため登場。
軍曹は隠れているヘムラー大佐に脱獄囚の件を報告する。
ステッラは、慌てて「ヘムラー大佐はいない」と軍曹に言うが、
事情を知らない軍曹は、「そこにいるではありませんか」と不思議そう。
そのうちにランカーからのテレビ電話を切る。
ヘムラー大佐の居留守にランカー怒った。
と同時にプリンプリンの身の上に何かが起こったのでは、と心配する。
ヘムラー大佐は、ランカーに居留守がばれて焦る。
軍曹にあたった(ーー;)。
森の中にいるカセイジンとオサゲ。
出た!!カセイジンの予感「サイドカーが来ます。」
やがて、サイド・カーの音がする。
追っ手だと思い二人は隠れた。
来た…。
あっ!モンキーのサイドカーではないか!!
然し、二人は隠れているので
ライダーのモンキーの姿が見えない。(嗚呼、すれ違い…)
そしてサイド・カーは走りさった…。(あ〜あ)
再び、カセイジンの予感「サイドカーが戻ります。」
再び隠れる二人。
戻った…再びモンキーのサイドカーだった。
乗り手の姿が確認できない程に身を潜める2人には
モンキーの姿はまたまた見えない。(再びすれ違う…。)
(この予感、役にたってンの??)
モンキーは、ボンボンの為に医者を連れてきたのでした。
医者によると自分は「世界一」のドクターらしい。
このドクターは「女好き」らしく、診察する相手がプリンプリンでなく
ボンボンだと分かると舌打ちをする。
プリンプリンは、ボンボンの診察を頼む。
しかし、診察に必要な健康保険証はないし、
この国ではもっと大切な身分証明証もない。
ドクターはヘムラー大佐に密告するとプリンプリンに告げる。
これが密告っていうものか。対象の相手に「密告するぞ〜」
と言うなんて、なんか変じゃな〜い?(汗)
しかし、この国では憲法第3条で「どんどん密告をすること」と
うたっているのでそういうものなのか…。
ーアクタ共和国国歌が流れる。ー
世界で一番すぐれた民族 アクタ アクタ共和国
命令絶対 規則は一杯 アクタ アクタ共和国
この歌の通りこの国のドクターはみんな「世界一」のドクターらしい。
プリンプリンは、ここは一体どういう国なのか不思議がってしまう。
<管理人の感想>
初放送を見ている私は、ヘムラー大佐が忘却の彼方にありました。
然し!!アーカイブスでヘムラー大佐のヘタレっぷりを見て、
なんでこんな面白い人を忘れていたんだ〜!!
と自分は思った次第であります。
もう一つのツボは、自称「世界一」のドクターです。
はせさん治さんが声をしていますが、
このドクターの小市民ぶりと、はせさん治さんの声がドンピシャなのです。
せこくていや〜なドクターのはずなのに、何故だか憎めないキャラになっています。
これは、声がはせさん治さんだからでしょうね。上手いな〜♪
アクタ共和国国歌について、一つ突っ込みます。
「世界で一番すぐれた民族」と歌っているのに
なんで「アクタ、アクタ共和国」と国名を連呼するの?
「アクタ民族」と言うのが正確かな?と思うのですが…。
歌の調子からいえば、「共和国」のほうがリズムがいいんだろうな。
<102話>初放送;NHK総合1979.09.11
ヘムラー大佐に密告するというドクタ−に対して
ヘムラーのところから逃げた、と思わず口がすべるプリンプリンだが、
モンキーがそれを注意した。
どうもドクターには、プリンプリンの言葉がはっきりと聴きとれていなかったようだ。
プリンプリンは、ドクターに「こっちの話しよ」とあわててごまかした。
よくごまかせたな〜。
ところで何故、この国のドクターが世界一かというと、
アクタ共和国歌で「世界で一番優れた民族」と歌っているからだ。
従って、この国のドクターは、
みんな「世界一のドクタ」だととドクターは言う。
しかし、診察は拒否している。
プリンプリンは、目の前にうんうん苦しんでいる病人がいるのに
何故ほっておくの?とドクターに訴える。
そして、アクタ共和国国歌を「へんてこな歌」と非難してアカペラで唄う。
ドクターは、プリンプリンの歌い方に「音痴かアンタ」と批判する。
ってプリンプリンは歌姫なのに。
国歌を侮辱されて怒っちゃったようね。
この歌は国歌だと、プリンプリンに説明する。
国歌であることに、プリンプリンは驚く。
さて場面は変わって、身をひそめているカセイジン、オサゲの前に
軍曹や軍人達が脱獄囚の写真のプラカードを持って登場。
軍曹は、脱獄囚の写真の説明をはじめる。
まずカセイジン。
軍曹、「どうでもいい」
がっくりするカセイジン。(なにもがっくりせんでもいいのに。)
次ぎにいつもはらぺこのオサゲ。
軍曹、「どうでもいい」
がっくりするオサゲ。(人間、そういうものかね〜)
そしてボンボン。
いい男なので、軍曹ジ〜っと眺めるが
矢張り「どうでもいい」。
つまり、脱獄囚のうちランカーが気にかけているプリンプリン以外は、
「どうでもいい」と説明。
一方の、プリンプリン達は…。
ドクターはボンボンを診察しない理由として、
規則違反がよくないからだと説明する。
大切な友達を助けたいので診察して欲しい、と土下座までして頼むプリンプリン。
(管理人には、土下座をしているように見えたんだが…)
人の命と規則はどっちが大事なの?
医者の職務は人の命を助けることでしょう?、と訴える。
しかしドクターは規則を盾に診察しない。
するとプリンプリンは、他のドクターに見てもらうと言う。
それを聞いたドクターは、規則より大事なものがあると言う。
それはマネー(お金)。
つまり、賄賂をよこしたら、診察をするという事なんだな。
ここで花のアナウンサー登場。
マネーが世の中で一番大切だという人種がいると説明するが、
ドクターに殴られ退場(何しに出たんだろう・・・)。
プリンプリンは、お金がないと悩む。
モンキーは、すみっこにおいてあるドクターのかばんからマネーを出して、
(これってかっぱらい・・・)プリンプリンに渡す。
プリンプリンは、それをドクターにわたす。
ドクターは、嬉しそう。(馬鹿だ)
ボンボンを診察することにした。
そしてかばんを探す。
しかし、かばんをどこに置いたか忘れている様子。(つくづくアホ)
モンキーが、先程のかばんをドクターに渡す。
マネーを自分のかばんにいれる。
前線基地のヘムラー大佐は、プリンプリンが捕まらないので困っている。
ルチ将軍に「ヘムラー大佐、お前はクビだ。いや銃殺だ。」
と言われたらどうしようと悩む。
しかし、その悩む様はまさにヘタレ状態。喜劇にしか見えない。
そういえばいますね、本人は真剣に悩んでいるのに
傍目から見たら滑稽な人。
そこへ例のドクターが登場。結局、密告しに行ったのね。
ドクターの薬が効いて、ボンボンの体は少し楽になった。
プリンプリンとボンボンは仲間の安否が気掛かりだった。
<管理人の感想>
この回では、国歌にのせられて、「世界一」と威張っているドクターの
平凡っぷりが面白おかしく表現されていると感じました。
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