<162話>初放送;NHK総合1979.12.05
飛行機で花のアナウンサーが「ルチ将軍大捕り物帳レース」の中継を引き続き行う。
その後のレース展開は…。
一番手、ルチ将軍の戦車。
ボンボン、ワットさん、マノンがしがみついている。
二番手、サイドカーだが乗り手が違う。
カセイジンとオサゲではなかった。
運転しているのは、ヘドロである。同乗しているのはシドロ・モドロ。
「♪あいつはヘドロ〜ヘドロ〜世界で一番いい女〜♪」
と花のアナウンサーは歌って、「お世辞」と付け加える。
三番手は、オサゲとカセイジン。
オサゲは、カセイジンに「早く走れないの?」と聞くが
カセイジンにはこれが限界のようである。
オサゲは、カセイジンを後ろから押して走る。
サイドカーが戦車に近付いた。
「サイドカーが鞭を入れた!」と実況する花のアナウンサー。
競馬の中継になってしまったようだ。
「手に汗握るデッドヒートッ!!」
ヘドロのサイドカーが来たので、戦車にしがみついている3人は不思議がっている。
戦車とサイドカーが競り合っている。
この争いに何の意味があるのだろう?(^^;)
サイドカーが戦車を抜く。
「ええい、スピードが出ない。欠陥戦車め〜」とお怒りのルチ将軍。
…って、ルチ将軍まで何故熱くなるんでしょう?負けず嫌いなのね。
サイドカーがトップのまま、宮殿にゴールイン。
番兵達が「勝利者」を出迎える。
ここで、花のアナウンサーの実況中継は終了。
「なお配当金は…」とか花のアナウンサーは言ってら〜。
競馬ではないというのに…(ーー;)。
宮殿の庭。
ステッラが鼻歌でアクタ共和国国歌を歌っているところへ、
ヘドロが持ち歌をうたいながら登場。
ステッラが「怪しい奴は片っ端から逮捕する」と言うと、
ヘドロは「私を誰だと思っているんだい」と言い返す。
ステッラは今は自分は戒厳司令官だと言うと、
ヘドロは、「アクタ共和国には人がいないと見える。お前のような不美人が…。」
とシドロ・モドロとともに嘲り笑う。
才能に美人、不美人は関係ないと思うが(ーー;)。
ところでステッラは、ヘドロが言う程不美人でしょうかね?
確かに友永先生の原画のステッラは、はっきり言って美人ではなかった(汗)。
怒ったステッラは軍曹を呼ぶ。
軍曹、「燃えよ剣でございますですね。」と二人にフェンシングの剣を渡す。
ん?「燃えよ剣」??
これは、もしかすると、司馬遼太郎の作品とかけたのでしょうか…?
「女の意地と誇りと面子をかけて、時間無制限のデスマッチ」が始まった。
宮殿前。
戦車が来る。
ボンボン、ワットさん、マノンの3人は
ルチ将軍を捕まえるための電気たもあみを用意する。
然し、戦車は突然妙な動きをする。
油断していた3人は、振り落とされる。
戦車の中のルチ将軍は、「ヒェヒェヒェ、油断するからだ。ざまあみろ。」とご満悦。
宮殿の庭。
ステッラ対ヘドロ。
「息切れしたのか?おばあさん」とステッラは、憎まれ口をたたく。
軍曹「両者シワを整えて、ファイトファイトですよ」
このセリフもセクハラ…かも(ーー;)。
宮殿の入り口。
戦車が通ろうとすると、番兵が制止する。
「バカもん!私だ!」
と戦車から登場のテーマ音楽と伴にルチ将軍ご登場。
番兵はルチ将軍の登場にすっかり恐縮してしまう。
宮殿の庭。
ステッラ対ヘドロの戦いを兵士達がいつの間にか集まって見学している。
野次馬、野次馬。
そこへ、番兵がルチ将軍のご帰還をステッラに伝えにきた。
ステッラは「こんな事をしていられない」
とルチ将軍を出迎えに行った。
ヘドロは、決闘が中断されたことに怒るが、
「私もこんなことをしていられない」とランカーのためにヘリを用意しにいく。
宮殿内。
窓からヘリが飛んでいくのが見える。
やはりルチ将軍は、ちょっと変である。
変な笑いをして「アクタ〜アクタ〜共和国♪」と歌う。
ステッラは、缶ジュースをルチ将軍に差し出す。
がばがば飲みまくるルチ将軍。
画像では抽象的に表現されていました。
そして、ルチ将軍は軍曹を呼ぶ。
軍曹が来たので「兵達を率いて王家の谷へ行け」と命令。
王家の谷にいる奴は皆殺せ。
ベベルもマノンもプリンセス・プリンプリンもその仲間達も。
「特にミスター・ランカーを逃してはならん。必ず殺すのだ。」
王家の谷。
ランカーが豪快なくしゃみをする。
ルチ将軍がランカーの事を言ったからだな〜(^^;)。
管理人は「1誉め、2くさし、3に風邪」と教わったけど、
ここでは当てはまらないな〜。
ランカーはマイホームとチェスをしていた。
ヘドロが来ないことにイライラしている。
ベベルとプリンプリン。
ベベルはプリンプリンに語っている;
ルチ将軍の暗殺を君は止めた。私の手が血で汚れるのがたまらないと言った。
君の言ったことは今では正しかったんだと思っている。
しかし、私の両親をルチ将軍に殺されて、
ルチ将軍を殺すことしか考えていなかった私は、
プリンプリンに止められて途方に暮れた。
どんな風に生きていけばよいのか、真剣に考えた。
「そして、一つの結論がでた。」
そこへ、ヘリの音。ヘドロが来たのだ。
ランカーが「迎えがきた」とプリンプリンにせまる。
当然のように「いやよ」とプリンプリンは拒む。
ランカー、「今まではお前のわがままを許してきたが今回は許さん。さあ行こう。」
といやがるプリンプリンの手を引っ張る。
さすがランカー様の言い様です。
「今ではお前のわがままを許してきたが…」なんて。
ランカー様の中では、プリンプリンはすっかり「自分のモノ」なんですね〜。
<163話>初放送;NHK総合1979.12.06
<(前回の繰り返し)
ランカーがプリンプリンにせまる。>
ベベルが「プリンプリンに何をするんだ!!」
とランカーに飛びかかるが、ランカーはびくりともしない。
ベベルは逆にランカーにやられて、片足で踏みつけられる始末。
プリンプリンはモンキーを呼ぶ。
ヘリから縄はしごがおろされる。
プリンプリンを一緒に抱えて「ヘドロ引き上げろ」と言うが、
そこへモンキー登場。
ランカーに襲いかかる。
猿の苦手なランカーは、プリンプリンをあきらめて、自分だけ去ることにした。
マイホームは、飛び去っていくヘリに対して
「怪人ミスターランカー!!あんたのやり方は、チェスと同じだ!!
強引にグイグイ押しまくる!然し暴力はいかん」
けしからん!実にけしからん、と叫ぶ。
プリンプリンは、ベベルのところに駆け寄る。
プリンプリンが声をかけるとベベルは
「頭をすこし打ったみたい。でも平気だよ。」と強がるが、平気じゃなさそう…。
「私を守ってくれたのね。」とプリンプリンが言うと、
ベベルは逆になってしまったと恥ずかしがる。
プリンプリンは「ありがとう」とお礼を言う。
そしてモンキーを抱いて「貴方は私の守り神」と言った。
(あやや、プリンプリンはベベルに結局恋愛感情はなかったのね…。)
宮殿内。
ルチ将軍は不機嫌である。
ランカーを殺せとの命令に軍曹が逆らったからだ。
軍曹のいい分;軍人だから戦争で人を殺せといえば殺すが、
ミスターランカーを殺せといわれても…。
ステッラも軍曹に同意する。
「ミスターランカーはルチ将軍の恩人。
ミスターランカーはアクタ共和国の恩人」と教わってきたからだ。
軍曹「道徳と言いますか…」
ルチ将軍は、「道徳という言葉は私の辞書にはない」
と言い放つと空缶をポイと捨てる。
そして自分が出撃すると言いだした。
「よくも言いおったな、ミスターランカー…」
どうもルチ将軍には、王家の谷でのランカーの発言が聞こえていたらしい。
すなわち、宇宙隕石博覧会を開いてルチ将軍の頭を目玉にすると言ったこと。
地下にいたのに、さすが人外だ。地獄耳すぎる。
「私を見せ物扱いにしおって…」
ブチブチにお怒りのルチ将軍であった。
しかし、怒ってもなお「ミスターランカー」と言うのが笑えます(^^;)。
「ランカー」と呼び捨てでいいじゃないですか、ルチ将軍。
宮殿前。
ボンボンとワットさんとマノンは途方にくれていた。
せっかく戦車にしがみついてルチ将軍を捕らえようとしたのだが、
ルチ将軍が宮殿の中に入ったらどうしょうもできない。
そこへ、宮殿の門から兵士達が出てくる。
3人は身を潜め、様子を見る。
戦車にルチ将軍が乗っている。
「目標、王家の谷」とルチ将軍は号令していた。
ボンボン「様子が変だぜ。あんなに沢山兵達を連れているんだからな。」
あら?いつの間にか、カセイジンとオサゲがいた。
ボンボンが「何をしているんだよ」と言うと
オサゲとカセイジンはボンボンを心配しておっかけてきたとちょっと怒る。
ボンボンがルチ将軍を追って、王家の谷へ行くと言うと、
二人はげっそりした様子で「ここからまた王家の谷へ〜?」と返事。
王家の谷。
ベベルとプリンプリン。
ベベル自分の過去を語る;
私はこの国の王子として生まれた。特別な存在だった。
そして、前の国王と王妃が殺されて、
ずっとルチ将軍の暗殺のことばかり考えて生きてきた。
これも特別な生き方だと思うんだ。
特別でなくて、当たり前の生活をしたい。
たとえばお百姓さんだとしよう。
働いて、疲れ果てて我が家へ帰る。
そこには、綺麗な奥さんがいて、可愛い子供がいて…。
プリンプリン、数年後でもいいんだ…例えば…。
しかし、プリンプリンは「私にはそんな事…。」
自分にはやらなければならない事がある。
それは、自分の故郷、自分の祖国を探す事、
と暗にベベルの想いをつっぱねているかのようだ。
ベベル後ろ姿のプリンプリンを見て「夢か、夢だな」と寂しそう。
「夢の中の美しいおくさん。プリンプリン、それは君なんだ…」と一人呟く。
マイホームは、愛妻ワットさんのことが気がかりである。
そして…。
「妙てくりん妙てくりんだ。戦争でも始まるのかな?見なさい」
向こうから軍隊と戦車のルチ将軍。
プリンプリンは、隠れる事を提案するが、
マイホームは、自分たちは別に悪い事をしているわけではないので
隠れる必要はない、それにいまさらどうしようもないと答える。
ルチ将軍が拡声器で「ミスターランカーあんたに用がある」と言う。
だから、何故「ミスター」をつけるんだ?ルチ将軍。
しかし、2人称が「あんた」になっている。前は「貴方」だった筈。
マイホームは、ランカーがとっくに去っているのでそれを伝えたが、
ルチ将軍は聞いていない。
それどころか
「ミスターランカーがでて来ない場合、
王家の谷にいるものはみな殺しにするのだ」と言った。
一同に戦慄が走る。
<164話>初放送;NHK総合1979.12.07
<(前のくり返し)
ルチ将軍は「ミスターランカー、あんたに用がある」
と拡声器でランカーに呼びかける。
然し、ランカーはとっくの昔にヘリでどこかへ飛び去ってしまったので
マイホームがそれを伝えるが、ルチ将軍は人の話を聞いちゃあいない。
それどころか、ランカーが出てこない場合、
王家の谷にいる者は皆殺しにすることを兵士達に命ずる。>
もの陰に隠れて様子を伺っているベベルは、ルチ将軍の声に反応する。
おや?いつの間に隠れたの??にいさん(ーー;)。
ランカー出て来い、と呼びかけるルチ将軍。
マイホームは、ランカーはいないと再び説明する。
それを聞いて「エェ〜??ウッソ〜!信じられな〜い」
という態度をみせるルチ将軍(^^;)。
(この態度が意外に可愛い…と思った管理人は変ですね(ーー;)。)
そして「黙れ!黙れ!締め上げろ!」と兵士に命ずる。
ルチ将軍は、ランカーがここにいない事を絶対に信じたくないようだ。
「本当の事を言えば許す」という始末。
自分の秘密を知っていてなおかつ見せ物にする事を
企んでいるランカーを、よっぽど亡きものにしたいらしい。
マイホームは「だからおらん」と再び説明する。
プリンプリンも出てきて、マイホームの言ったことは「本当よ」と言う。
「オヤオヤ、これはプリンセス・プリンプリン。
お前はやがてミスターランカーと結婚するそうだな」とルチ将軍。
陰で聞いていたベベルは「何だって?!」と驚く。
プリンプリンは、それはランカーが勝手に決めたことで
「とんでもない」と結婚の件を否定する。
しかし、ルチ将軍はまったく人の話を聞く気がないようだ。
「シャーレッケ・マイホームはミスターランカーのチェス友達。
プリンセス・プリンプリンはミスターランカーのフィアンセ。
どっちもミスターランカーの身内同然だ」と自分に都合のいい理屈をのべる。
だから、二人はランカーをかばっていると言いたいようだ。
某ジャッポンの総理大臣がかつてイラクの件で、
わけのわからん理屈を述べていたがそれと同じようなレベルです(ーー;)。
再び拡声器でランカーを呼びまくるルチ将軍。
「1分たってでこなかったらプリンセス・プリンプリンを射殺する」
そしてステッラにストップウォッチで時間を計らせる。
さらに一分待って出てこなかったら、マイホームも射殺するそうな。
もしランカーがでてきたら一斉射撃する。
つまりは、自分の秘密を知った者はどうしても皆殺しにしたいようだ。
マイホームはそんなルチ将軍の言葉に
「あんたは本当に知能指数1300かね?」と問いかける。
たしかにやり方がガキ以下です。
ステッラに「1分たったか?」とルチ将軍が問う。
ステッラは、「はい(実は一分たっている)…いいえまだです」と返答。
ステッラは軍曹にコソコソ話す。
「ルチ将軍の様子がいつもと違っておかしい」
軍曹も同意する。
「私、怖い…!!」と呟くステッラ。
「一見しおらしい…いえ私も怖いでございますですよ」と返事する軍曹(ーー;)。
ルチ将軍は、ステッラにいらいらとした声で1分たったか再び訊ねる。
射殺したくて仕方がないようだ。
しかし、ステッラにはタイミングよく(?)
ストップウォッチは壊れてしまい、時間がはかれなくなった。
マイホームは、プリンプリンをかばうため自分を撃てとルチ将軍に告げる。
ルチ将軍は、鼻で笑うと
「劣等民族は虫けらも同然だ。アクタ民族に捻り殺される運命なのだ」と言う。
御自分はアクタ民族ではないくせに…(ーー;)。
物陰でチャンスを窺っていたベベルは
「急所は首だ」とルチ将軍を殺す決心をする。
戦車上のルチ将軍の目は、せわしなく動いている。
もう頭の中は、わやくちゃなんでしょうね〜。
「シャーレッケ・マイホームから処刑する」と宣言する。
一方では…。その間にモンキーが兵士の腰から手投げ弾をかっぱらって
ルチ将軍の戦車めがけて投げた。
みごとストライク!!戦車は爆破された!!
ルチ将軍は地面に叩きつけられ、ベベルが飛び出す。
「曲者だ射殺しろ!!」とルチ将軍が叫ぶ。
ベベルの刃がルチ将軍を襲う。
断末魔の叫びをあげるルチ将軍。
ベベルがルチ将軍の首を切断したのだった。
銃が一斉に火を噴く。
そして、稲光が走る。
ルチ将軍の体が宙を浮く。
木からは、墓守の頭が飛んで来る。そして、体にくっつく。
やっと体が元の持ち主に戻ったのだった。
でも体と顔のバランスが変ですね〜(ーー;)。本当に墓守の体だったの?
15年もたったから、体型が変わってしまったのだろうか…(ーー;)。
壊れた戦車の上に、ルチ将軍の頭がフラフラと現れる。
15年前に墓守の体を奪う時は元気よく飛んでいたのに、今はよたよたしている。
判断力が低下している上に「妖力」も枯渇してしまったようだ(ーー;)。
戦車の上に乗っかろうとしている。まだ「ルチ将軍」のつもりでいるようだ。
その戦車も壊れているというのに…。
そして「それ」は、「ステッラ…私の体を取り戻してくれ…」と命令する。
「キャァァァァァァ〜〜〜!!」恐怖のあまり、ステッラの髪が逆立つ。
「それ」は、軍曹にも「体を取り戻してくれ…」と命令する。
「ウワワ〜〜」軍曹のヘルメットがとび、禿げ頭が見える(ーー;)。
そして兵士達にも命令するが、兵士達も脅えるばかり。
「それ」は、「地球という青い星の支配者になるのだ…」
とまだそんな事を言っている。
そのためには体が欲しいと訴える。
哀れにも、自分の置かれた状況をまったく把握できていないようだ。
ガタガタ震えるステッラと軍曹と兵士達。
軍曹「私はなんだか気持ち悪くなってきました…」
ステッラも同意する。二人と兵士達は逃げることにした。
「全体逃げろ〜!!」の号令で軍隊は走り去った。
その後に「イザッイザッ」とワットさん登場。
たもあみでルチ将軍の頭を捕らえて電流を流す。
カセイジンがやってきて
「何か大変な事が起きたようですね」とマイホームに問うと、
マイホームは、磁石の磁力線の影響で
どうもルチ将軍の頭の働きがおかしくなったようだと説明する。
ワットさんは「ルチ将軍の頭をとった」と嬉しそうに旦那にそれをみせびらかす。
あんたは、猫かいな。
ボンボンとマノンも到着。
マノンがベベルのことを訊ねると
マイホームが「どうも銃で撃たれた…」と苦しげに説明。
ベベルは銃で撃たれて瀕死状態だった。叢に横たわっている。
マノンとプリンプリンが呼び掛ける。
ベベルは息も絶え絶えに「許して欲しい…」
自分の両手を血で穢してしまった…、とプリンプリンに告げる。
プリンプリンは「いいえ穢れていないわ…貴方は助けたのよ」と話す。
「有り難う」と答えるベベル。
ベベルを必死で呼び掛けるマノン。ベベルはマノンを制する。
「シー…静かに…。私は夢をみているんだ…。素晴らしい夢を…」
そして、プリンプリンのことを浮かべながら静かに息を引き取っていく。
墓守は、もとの姿に戻った隕石をもとの箱にしまった。
<管理人の感想>
管理人が初放送で見た時、
アクタ編で一番…というか「プリンプリン」で一番印象に残っている回です。
当時の私は正に手に汗を握ってみておりました。
何となくルチ将軍の最期の見当はついてはいたのですが、
実際に見た時は衝撃が走りました。つまりは自分の予想を超えた場面だったのだと思います。
首だけになったルチ将軍がしゃべる場面は、
ステッラじゃないが、私も背筋が逆立ちました。
そして、さびしくもなりました。これでルチ将軍がいなくなるので。
今は、ちょっと疑問に思う回でもあります。
ベベルがなんで死なないとならんのでしょうか?
ルチ将軍は人間ではなく、人の体をぶんどった悪い隕石なんですぜ。
首をかっきって「ルチ将軍」という存在はなくなるけれども、
「諸悪の根源」は、死んじゃあいないのです。隕石は「生きて」います。
というわけで、相打ちになるのは、ベベルが可哀相…と思うのです。
これは私の勝手な想像ですが、
作者の中では、ルチ将軍は人間の扱いでありたかったのかもしれません。
ルチ将軍は、もともと人間の設定で
放送の途中から諸事情により、隕石の設定に変えたそうです。
(「NHK連続人形劇のすべて」(アスキー/エンターブレイン)参照)
そうすると、ベベルが相打ちになったのもわからんでもないです。
前にプリンプリンがベベルに突き付けた難しい問題のこともあります。
ーベベルがルチ将軍を殺したら、ベベルも人殺しになる。ー(140話)
たとえどんな理由があるにせよ、
天より授けられた命を、人が勝手に屠ッてよいものだろうか?
生命の尊厳を伝えるという点で、そのためにルチ将軍は、隕石だけど
「人間」でないと不味いのかもしれません。
ベベルは死を前にして「自分の両手を穢してしまった…」と述べます。
ルチ将軍が最初から純粋に隕石の設定だったら、
こんなセリフは飛び出さないと思います。
だから、最期の首だけのルチ将軍は、死してもなおかなわぬ野心に固執する
「独裁者の執念」とも解釈できると思います。
ルチ将軍は放送中のいつごろから、隕石の設定になったんでしょう…??
後の回に隕石は出てきますが、隕石は決して動くことがないのです。
「命のある意思のある考える能力のある」生命体であるはずなのに、
登場人物達にいいように扱われてしまいます。
やはり、ルチ将軍はあの時に亡き者になってしまったのでしょう。
「隕石」は、埋葬されることのないルチ将軍の墓碑代わりなのかもしれません。
以上はあくまでも、私がそのように感じただけです。
他にも色々な考えがあると思いますのであしからず。
またこの回では、
ルチ将軍が「一番安全な乗り物」と言っていた(111話)戦車にも
最後には裏切られるのもアイロニカルですね。
この回は、アクタ編の統べてが凝縮されていると思います。
この回はNHKアーカイブスで見る前に
DVD「プリンプリン物語・友永詔三の世界」で拝見致しておりました。
その時は、この回までの話を殆ど忘れておりましたので、このDVDを見た時は、
ルチ将軍のトンチンカンな発言の数々に、私は失笑してしまったのでした(^^;)。
そしてベベルだけ生真面目で浮いているな〜と馬鹿なことを思ってしまったのでした。
さすがに、首だけの場面は無気味だったけれども、
何故、初放送時に手に汗を握って見ていたのだろう??と不思議に思ったくらいでした。
ところが、アーカイブスを視聴して話が分かってくると、
この回が、がぜんに恐ろしい回に感じてしまいました(汗)。
ルチ将軍のトンチンカンな発言も、むっちゃ怖いものになりました(ーー;)。
やはり、話は統べて分かった方がいいものです。
…というわけで、アクタ編も完全版希望なのです(;;)。
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