<111話>初放送;NHK総合1979.09.24
プリンプリンのお召し物が変わる。
アクタドレスである。
プリンプリンは、ルチ将軍に自分だけが特別待遇な理由を聞く。
ルチ将軍が、ミスター・ランカーの要望だからと答える。
プリンプリンは、アクタラバードに行く条件として
仲間やワットさん、マイホーム、シドロ・モドロも
自分と同じように暖かく持て成して欲しいと言う。
ステッラは、「ズウズウしい」と怒るが、ルチ将軍は条件を受け入れた。
マイホームは、「アクタラバードへどうやって行く」のかステッラに聞く。
そこからクイズが始まっちゃった。
「便利で安全な乗り物で行くのだが、それはなにか」ということですと。
正解したら、アクタラジュース缶を沢山ルチ将軍が差し上げるらしい。
(いくらルっちゃんからの景品でも正解しても私はいらん。
お茶やウーロン茶ならまだしも…ちとババ臭いか)
ワット・マイホーム「飛行機かヘリコプター」
…不正解(将軍の指揮棒(?)の先が不正解の音とともに赤く光る)
プリンプリン「車」…不正解
ボンボン「電車」…不正解(お、「一人芝居」ニアミス。声がダブル神谷明さん)
シドロ・モドロ「乳母車」…不正解というより問題外だ…。
結局正解なしのため、景品の缶ジュースは将軍のものになってしまいましたとさ。
正解は戦車。(ランカー型戦車。)
ダマスクセ。
ランカーは、アクタラバードに行くことにした。
理由は、「ルチ将軍に会うために。」
ヘドロは、「これは建て前」とチャチャをいれる。
ランカーは付け加えた。そして「ちょっと」プリンプリンに会うですと。
ヘドロは嫉妬しまくる。
しかし、ランカーがヘリをだせと命令すると、素直に従う。
戦車で移動するルチ将軍御一行様。
戦車から頭を出して走行中。
ルチ将軍とプリンプリンのツーショット。(なんだか変なカップリング…)
プリンプリンにとって、戦車ののり心地はまあまあらしい。
後続、ボンボン、ワット、マイホーム、へばりつくようにシドロ・モドロ。
目の前に巨大なブロック塀が見えてきた。
このまま突き進むようなので、プリンプリンが驚いていると、
ルチ将軍は、「頭を引っ込めなさい」と言った。
そしてそのまま塀をぶっ壊してしまいました。…猪かいな。
プリンプリンが「こんなことをしていいの?」と尋ねると。
ルチ将軍は、「私は支配者だ。私の通った後に道ができるのだ」と高笑いしちゃった。
あの塀が私物だったら、所有者は泣く泣く自費で修理するんだろうな…。
首都アクタラバードに近付いたところで、
御一行様は、戦車から一旦おりる。
目前の首都アクタラバードを指し示される。
アクタラバードはキラキラ輝いていた…(って、絵じゃんか(ーー;))
それぞれ首都の感想を述べる。
ボンボン:オサラムームーよりすすんでいる。先進国みたい。
(なんだかよく分からない感想だ。)
ワット:動物がいそうにないので興味がないそうな。
マイホーム:犯罪がありそうで興味あり。
そこへ黄金バットが登場。
黄金バットの姿を見るや、ワットさんは、夢中になって追い掛け始めた。
マイホームは、愛妻の後を追い掛けるが空き缶につまづく。足をねんざしてしまった。
プリンプリンは、シドロ・モドロにワットさんの後を追い掛けるように頼んだ。
ワットさんが夢中になりすぎて迷子になるのが心配らしい。
子供に心配される大人って…。プリンプリンは、こういう時は妙にしっかりしている。
だが、頼む相手がシドロ・モドロではなんだか頼りない。
なんの騒ぎだとルチ将軍が現れる。
おや、黄金バットとは、すれ違っちゃった。
出会っていたら黄金バットはどういう行動をとったのであろうか??
ステッラは、ルチ将軍に勝手な行動をとった3人を捕まえて逮捕するか尋ねるが、
ルチ将軍は、ほっておきなさいと言っただけだった。
<管理人の感想>
ルチ将軍はお遊びが好きなようです。
この回では、クイズしちゃっております。前は空き缶に乗って遊んでおりました。
プリンプリンとステッラの空き缶喧嘩も裁判中なのにじ〜と見ていました。
後に地球の風船で蹴鞠や、キャッチボールをしてしまいます…(^^;)。
<112話>初放送;NHK総合1979.09.25
<(前回のくり返し)
黄金バット登場。
ワットさん夢中になって追い掛ける。
マイホームは、ワットさんの後を追い掛けようとするが、
空き缶につまづいて、捻挫する。
プリンプリンは、シドロとモドロにワットさんを追い掛ける様に言う。
ルチ将軍、プリンプリンにこの騒ぎはなにごとかと尋ねる。
ステッラは、あの3人は勝手に行動したので逮捕するかどうか将軍に聞くが、
将軍としては、プリンプリンさえお連れすればいいので、ほっとけとのこと。
ミスター・ランカーのご希望以外はどうでもいいようだ。>
首都アクタラバード。
街の感じとしては、ヨーロッパの石造り風に見える。
再び、戦車のルチ将軍とプリンプリン。
(何度も言うようだが、変なツーショット)
プリンプリンはアクタラバードのことを思ったより良い街と感想をのべると、
将軍の御国自慢が始まる。アソレ、世界で一番優れた民族…。
そして、飲んだジュースの空き缶を捨てる。
それを見たプリンプリンは「何か変なのよね…」と呟く。
そして、将軍に「偉い人がポンポン空き缶を捨てるのはおかしい」と言うのだが、
将軍は意に介さなかった。
宮殿に到着。
宮中に西洋絵画が色々飾ってある。(この内の一つ私は見た事がありんす)
ルチ将軍は絵画がお好きなのかな。
宮殿のイメージとしては、内装はバロック調の様に見える。
外装はイスラム風かと思ったが、ロシア風にもとれるかも…??
結局のところ、よく分かりません(汗)。
プリンプリン、マイホーム、ボンボンの3人で宮殿内を見ている。
マイホームは、宮殿の立派さに「さすが独裁者」と感心している。
プリンプリンはルチ将軍のことを
「見かけはとってもへんてこりんだけど、紳士よ。
私に親切にしてくれるのよ。」と言う。
「へんてこりん」とさりげなくどぎつい発言をする彼女。
然し、子供です。ちょっと優しくしてもらえれば
「紳士」
…ですか…。
それに対してマイホームは、
「さあ、それはどうかな?」と含みのある発言をする。
流石、だてに歳とってない。実際に「劣等民族」呼ばわりされているもんね。
ボンボンは、「人はみかけによらないからな。」
と、プリンプリンに同意した。
ステッラがプリンプリンを呼びに来る。
ミスター・ランカーが待っているとのこと。
外では…。
ランカーのヘリが到着。戦車による祝砲。
軍隊がランカーをお出迎えする。
ルチ将軍とランカーが抱擁をする。
背丈が違い過ぎる2人。ちょっと無理のある抱擁シーンやな。
中庭でルチ将軍とランカーの会見。
BGMは、モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」である。
お陰でこの曲は、私の「お笑い曲」に変ぼうしてしまった(ーー;)。
ランカーは、プリンプリンを優しく扱ってくれた事に対してルチ将軍に感謝した。
(このなかでランカーは、プリンプリンのことを「じゃじゃ馬」と
結構きついことを言っていた。)
ルチ将軍は、何故「あんな小娘」をミスター・ランカーの様な方が構うのか不思議がる。
ランカーの「ルチ将軍、あんたは独身だったな」から、二人の女性論が語られる。
まずはルチ将軍の女性論である。
ルチ将軍によれば、「知能指数1300」の自分につり合う女性がいない。
「世界中の女性がみな馬鹿にみえる」そうな。
ヘドロがそれを聞いて「女性差別よ!」と怒る。
ルチ将軍はそれを無視して構わず話を続ける。
「馬鹿な女と結婚するほど私は馬鹿ではない。」
「女性=馬鹿」のオンパレード(汗)。
今の時代なら、一国の元首がこんな事を言ったら、
国際的にたたかれるような発言だと思う。
ヘドロは怒る。
「早い話、自分が馬鹿だと言う事じゃない!」と怒りの声をあげる。
然し、ルチ将軍はせせ笑っている。姐御の言葉にこたえていない。
ランカーもヘドロの言葉には、
「なにゴチャゴチャ言っている」ですましている。
自分の秘書が怒っているのに、その秘書は女性なのにどうでもいいのかな?
ランカーも男だな〜。女は馬鹿でいいみたい。
ならば、秘書は男性にすればいいのに。
そして、ランカーの女性論が始まる。
「女性は清らかで、けなげで、愛らしくならねばならん。」が、
今迄はみまわしたところ、そういう女性はいなかったそうな。
すると、ヘドロがランカーに、それは自分だとアピールする。
(確かにランカーには、けなげにお仕えしていると思う。)
その態度にランカーは怒る。ヘドロは地団駄を踏む。
ヘドロの地団駄のせいでレコードが割れて音楽がやむ。
みっともないヘドロを、ランカーはさがらせる。
姐御〜そんな態度をとると、ルチ将軍が「女はやはり馬鹿だ」と思うだけだよ。
ランカーの話は続く。
然し、理想の女性が見つかった。
それがプリンプリンなのだ。
「プリンプリンが成人したら結婚する」と語る。
そこへ、プリンプリンが登場。
「ランカーと結婚なんてとんでもない!」と第一声をあげる。
そしてランカーの前で堂々と、「ゾーとする」と言う。
ルチ将軍「おやおや、これは手厳しい。」(半ばからかい口調。)
ランカー「そこがかわゆいのだ。」(マゾ状態。)
プリンプリンは真面目に自分が旅をしているわけを話す。
だから、ランカーに邪魔をしないでくれと言う。
自分がどこかの国のプリンセスで祖国を探しているというと、
おや?ルチ将軍の様子がすこしおかしくなる。
ランカーが、その様子に気付きルチ将軍に声をかけると、
ルチ将軍は何でもないと答えた。
…わきゃない。ここで、「プリンプリン=アッテンジャー3世の娘」疑惑が、
ルチ将軍の頭によぎるのであった。
そこへ、ダマスクセからチンタムの緊急連絡が入る。
なんでも「クーデターが起きて、またクーデターのクーデターが起きて…」
とややこしい状況らしい。
「分かったことは、わしが至急もどらねばならないことだな」と、ランカーは了解する。
さすが機転がききますな〜。
プリンプリンに会えたことに満足したランカーは足早にダマスクセに戻った。
ボンボン達のところに戻ったプリンプリンは、
「クーデターて一体何?」と聞く。
ボンボンは悩む。ボンボンは、とても博学とは思えない。
姫の質問だからって無理をするな(汗)。
マイホームは「くーがでたー」なんて言っている。
ちゃかしてんのか…??。
場面は変わって、カセイジンとオサゲ。
カセイジンがクーデターの説明をしている。
ルチ将軍が機関銃で王様と王妃を殺して政権をとったことのようなことだそうです。
そして、話が王様の3人の子供のことになる。
プリンプリンのためにベベルとマノンを探そう。
またまた場面転換。
ルチ将軍は葉巻きをふかしながら横になっている。
小姓ちゃんに頭を拭いてもらっている。
白いモップのようなもので拭いている。
プリンプリンの思い…
おとうさんとおかあさんがクーデターで殺されていたら…本当のことを知りたい。
<管理人の感想>
プリンプリンに出会う男性は大抵は彼女にコロリといくのですが、
ルチ将軍は、「小娘」と切って捨てております。
それもその筈、ルチ将軍は「女嫌い」だった…!!
後のお話を見ていると、「同性愛」傾向に描かれている…と管理人は感じました。
子供向番組なので、赤裸々に…とまではいきませんが、
見れば「あらら」とは思う程度には表現されておりますね。
あれは、絶対にそうだ!!バンコランのお仲間だぜ…!!
当時としては、大胆でしたな〜NHK様…!!
ならば、何故側近に女性のステッラがいるんだ??ということになりますが、
これも後のお話で想像できるのですが、どうも女性だとは思っていないようです(汗)。
ふと思ったのですが、ここらへんの回位から、
ルチ将軍の声の感じがちょっと変わっている?
最初の頃とくらべると、低目のドスのきいた声になっているように感じるのです。
私には、ヘンナキブン系の声に聞こえるのです。
神谷さん、色々と迷っていらっしゃたのか??それで、「地球はボクのもの〜♪」と
言った辺りの回からまたハイトーンな半裏声になっているような気がするのですが…?
面白いな〜と思ったのは、ルチ将軍に対するランカーの態度。
結構丁寧な応対をしているのです。
3年目を見た限りでは、スーパゲッチ大統領とかには、乱暴な態度なのに、
それとくらべると馬鹿丁寧に見えるのでした。
でも最後には、・・・ですけれども。
<113話>初放送;NHK総合1979.09.26
葉巻きをふかしながら、ルチ将軍の回想。
(小姓ちゃんがルチ将軍の頭を拭いている。途中でフェードアウト。)
ークーデターで王様と王妃を機関銃で殺したが、3人の子供は行方不明のまま。
プリンプリンがあの二人の血を引いているのなら自分の命を狙うだろう。
まことの王女なら…。
王家の谷。
ワットさんは黄金バットを追い掛けている。
シドロ・モドロが帰ろうとワットさんに言う。
そこへ、花のアナウンサーが登場。
ワットさんに黄金バットの説明を頼む。
ワットさんの説明:
昼に飛ぶ不思議な蝙蝠である。
今は絶滅寸前なのだが、研究すればノーベル賞ものである。
絶滅寸前の理由は、「捕まえると億万長者になれる」という伝説のせいである。
花のアナウンサーが、自分はインテリゲンチャンだから、億万長者なんて…。
とぐたぐた気取っていると、キャプテンチックの亡霊が登場した。
花のアナウンサーの言葉をせせ笑う。
そして、「昔からの言い伝えを馬鹿にしてはいけない」と忠告。
それを聞いたシドロ・モドロは、自分達も黄金バットを捕まえることにした。
ワットさんも素人に負けられないと息巻く。
シドロ、モドロ、ワットさんは、
花のアナウンサーをふんずけて(^^;)黄金バットを追い掛ける。
ワットさんが、ついに黄金バットを捕まえた!!
しかし網にはいっていたのは、オサゲだった。
オサゲは王家の谷の仙人を探しに来ていたのだった。
そして、王家の谷に隠されている財宝も探しているのだけど、
こちらはみつからないそうな。
木の中から顔が浮き上がってくる。
オサゲは「これが、僕達がさがしていた仙人だ」とカセイジンを呼ぶ。
カセイジン「仙人に聞けばベベルとマノンの居所が分かる」
仙人は、ベベルとマノンの名前を聞き「おいたわしや」と涙する。
そして、カセイジンにベベルとマノンを探すわけを聞く。
オサゲとカセイジンは、プリンプリンのためだと説明する。
仙人はオサゲとカセイジンを悪い人でないと判断して「ここより南12キロ」と教える。
モンキーは、カセイジンの手紙をもって宮殿のプリンプリン達のところへ行く。
ベベルとマノンがみつかったという内容である。
実はそれを、ステッラがこっそり聞いていた!!
ステッラはルチ将軍に「密告」する。
<114話>初放送;NHK総合1979.09.27
ステッラの密告により、ルチ将軍はヘムラー大佐に命令をだす。
ヘムラー大佐「ルチ将軍の命令によって王家の谷へ行く」
軍曹「オーケー」(…オヤジギャグ)
一方のプリンプリン。
「変よ、変よ。」
自分の祖国のイメージは、
「美しくて、清らかで愛にみたされた国」なのに、
この国はそのイメージと違う。
だから、貴方の理想は高すぎるんだってば…。
マイホームは言った「国が変じゃなくて、支配者がおかしいのだ。
もともとどこの国も美しい国だったが、人間が支配者がおかしくしている。」
王家の谷。
ワットさんは、木に話しかけている。
木は元のままで、顔はない。
シドロ・モドロは、ワットさんの頭がおかしくなったと思ったが、
ワットさんは、自分がみたことを説明した。
そこへ、ヘムラー軍登場する。
ワットさん達は、隠れた。
モンキーが来て、ワットさんにマイホームからの手紙をわたす。
そこには「早く帰っておいで」の内容。
シドロ・モドロの「黄金バットを捕まえるまでかえれませんよね〜」の言葉に、
ワットさんは、二人に打ち明ける。「大きな声ではいえないけど」
実は、黄金バットよりも
「王家の谷に隠されている莫大ば財宝を探している」だって。
お百姓さんの小屋の前のオサゲとカセイジン。
ここにべべルとマノンがいるはずだが、それらしき姿はないと手間どっていると、
「もしもし」と女性の声。二人を誰かと警戒している。
二人が、仙人の話で「ここにベベルとマノンがいることがわかった」と説明すると、
その女性の声は「仙人に聞いたので敵ではないのですね」と問った。
オサゲ、「姿をみせないなんてずるい」と言うと
「失礼しました」と声が答える。
そして、ベベルとマノンが登場。格好が男の子が二人。
…ここで、管理人には疑問点がでました。
105話で「ベベルは男の子で、マノンは女の子」と紹介されているのです。
でも、二人の初登場シーンで、マノンも男の子の格好をしている。
それを見てカセイジン達は、「あれ?」と思っていないようなのですが??
「もしもし」の女性の声は、マノンが言ったのでしょうね〜。
カセイジン達に何故自分達を探しているのか尋ねる。
カセイジン達は「プリンプリンのために」と答える。
ベベルとマノンは聞いたことのない名前だと、不思議がりながら
くわしい話しを聞くためにカセイジン達を隠れ家に入れる。
その後、ヘムラー軍が登場。
ヘムラー大佐がこの小屋のことをきくと、
軍曹「このへんのお百姓さんがつかっている物置きであります。」
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