<115話>初放送;NHK総合1979.09.28
<(前回のくり返し)
王家の谷を捜索するヘムラー軍。
軍曹が御百姓さんの小屋(実はベベル達の隠れ家)を探索しましょうか?と提案すると、
ヘムラー大佐は「それにはおよばん」と答える。
軍曹「やはり、Noか。」(「Noか」と「農家」を引っ掛けたんですね…)>
カセイジンとオサゲは、ベベルとマノンに隠れ家に案内された。
ベベルとマノンは、ここは数少ない同志達が集まるところだと説明。
そして、現政府の批判が始まる。
独裁政治、気分次第で気侭に憲法をかえる。
政府への怒りをいきなりぶつける。
カセイジンはとまどってしまった。
花のアナ登場。
ベベルとマノンはシリアスに
マノン:「兄さん、この人知っている?」
ベベル:「知らないな〜」
花のアナは「これだから、新しい登場人物は困る」とグチる。
花のアナは、カセイジンとオサゲにかわって2人に「インタビュー」する。
まずクーデターの話から始まるが
ルチ将軍の名前を聞くとマノンは興奮しちゃった。
マノンは気性が激しいようだ。
花のアナは、そんなきな臭い話はやめて、
その3人のきょうだいのことについての話しを望む。
プリンプリンがもしかすると、
ベベルとマノンのきょうだいかもしれないということである。
そして、プリンプリンの顔写真をみせようとするが、
でてきたのは、まず石川ひとみさんの似顔絵、
次に軍曹の似顔絵だった。
実は、ベベルとマノンも自分の末っ子の妹をさがしていたのでした。
カセイジンはプリンプリンに会う事を提案する。
ベベルが「会えばわかるかな」と疑問をなげかけると、
マノンは、「本当の兄妹だったら会ってすぐわかるよ」と言った。
そして、会わせてくれと言うが…。
カセイジンが「ルチ将軍の宮殿にいる」と言うと、
「それは不味い」とマノン。
自分達がそんなところへ行ったらまず殺されるからだ。
カセイジンは、「どうして?」前の国王の子供というだけで…と不思議がる。
意外に変なところで間抜けな博学坊やである。
マノンは、独裁者の恐ろしさを語る。
ベベル達と話を終えたカセイジン達は、
ワットさん、シドロ・モドロのところへ戻った。
手紙をモンキーに渡す。
ワットさん達にベベルとマノンに会ったと報告する。
モンキーから手紙をうけとったプリンプリンは2人に会う事を決意。
モンキーが運転するサイドカーに乗って、こっそり宮殿を抜け出して、
カセイジンのところへ行く。
そしてカセイジンを乗っけて、ベベルとマノンのところへ向かった。
<116話>初放送;NHK総合1979.10.01
ヘムラー大佐、軍曹以下軍人達は、宮殿庭内を行進。
ルチ将軍は、部屋で缶ジュースを飲んでいる。
ステッラは、缶ジュースのおかわりをルチ将軍に差し出す。
ルチ将軍は、空き缶を外にほおる。
外には空き缶の山。誰も片付ける者はいないようだ…(ーー;)。
プリンプリンは、ベベルとマノンに会う事を決心する。
王家の谷。
ワットさんとシドロ&モドロが黄金バットを追い掛けている。
カセイジンとオサゲは、プリンプリンと合流。
モンキーが運転するサイドカーで、ベベルとマノンのところへ向かう。
夜になっていた。空には満月が出ている。
サイドカーは、ベベルとマノンの小屋に到着。
プリンプリンは、「自分の運命を決めるところだから、1人で行く」と、
2人と1匹を残して、小屋の方に向かう。
ベベルとマノンが姿を現わす。
そしてプリンプリンを連れて、地下の隠れ家に行く。
野良のアクタ犬が月に向かって吠えている。
モンキーは、犬の遠ぼえを怖がる。
オサゲは、「モンキーでもこわいものがあるんだ」と面白がる。
カセイジンは、真面目に言う「誰にでも弱点はあるのです」と言う。
実は「これ」、のちの伏線…であろうか??
隠れ家。
ベベルとマノンの同志達が集まっている。
ベベルは同志達に、プリンプリンの事を妹かもしれないと紹介する。
そして、クーデターの時の兄妹の経緯を語る。
マノンは、ちょっと何やら考え込んでいる様子だが…。
ベベルの話を聞いた同志の一人の疑問:
時間はぴったりだが、アクタは山の国なので、
あの当時の状況で海に誰がはこぶのか?
プリンプリンがみつかった場所とアクタは地球の反対側だ。
そしてそれよりも、「ルチ将軍の暗殺計画に話しを戻そう。」と言う。
「暗殺計画?」とプリンプリンは驚いた。
同志達やベベル、マノンは、いかにルチ将軍が酷い独裁者か語る。
ベベルとマノンにとっては親の仇である。
そして、この国のためにはルチ将軍をのさらばせてはいけない。
それには「暗殺しかない。」と語る。
アクタ共和国には、国会も県議会も市議会も村議会もないが、
「支配者選挙」が3年に1回ある。然し、変わった選挙らしい。
カセイジンとオサゲは、プリンプリンが出るのがおそいとイライラしていた。
プリンプリン達が出てきた。
マノンはプリンプリンに、くれぐれもルチ将軍に自分達の事は話すなと念を押す。
そして、プリンプリンは小屋を後にした。
ベベルはマノンに問った。
「本当の妹かどうか会えばわかると言っていたな?」
マノンは、迷っているようだ。「でも…。違うような気がする。」
プリンプリン、モンキー、カセイジン、オサゲは、
サイドカーでアクタラバードへ向かった。
オサゲとカセイジンが
「アクタラバードに行ってもいいのかな?」とプリンプリンに聞くと、
プリンプリンは、
「私の友達なら何人でも暖かく迎えてくれるとルチ将軍と約束したから大丈夫」
と返答。
宮殿。
ルチ将軍はヘムラー大佐に、選挙の準備が出来たか聞く。
ステッラがルチ将軍にプリンプリンが戻ってきた事を報告。
オサゲやカセイジンも連れてきているが、どこへ行ってきたのかわからない、
とも報告した。
ルチ将軍は、プリンプリンの部屋に盗聴マイクを仕掛けるように命じた。
ステッラは「しかけています」と即答。
さすが側近。やることが早い。
プリンプリンは、ボンボン、マイホームに
ベベルとマノンに会ったこと、暗殺計画の事を話す。
…が、この会話を、ステッラが盗聴マイクで拾っていた。
<intermezzo>
117話〜132話までは、NHKアーカイブスには未登録です。(H17.3.6記)
この間に支配者選挙が行われたようです。
ルチ将軍対プリンプリンだそうです。
へんてこりんな選挙法もあって、当然の事ながらルチ将軍が勝利するとか。
以上は、
池田憲章・伊藤秀明編著「NHK連続人形劇のすべて」
(アスキー/エンターブレイン)
を参照に致しました。有り難うございます。
初放送を見ていた管理人は、支配者選挙のことは記憶からすっかり抜けていました。
「知らぬ存ぜぬ存ぜぬ知らぬ」です。
133話以降、アーカイブス未登録の回がちらほら出てきます。
私には、確かめてみたい場面が幾らかあったのですが、
未登録な部分が多かったのでした(;;)。
この「アクタ編」が、アーカイブスで視聴できること自体が奇跡だと思います 。
ウルトラマンシリーズが民放で何回も再放送されていたので、
「プリンプリン」だけでなく、「紅孔雀」等他の人形劇も
いずれ再放送されるんだろうな〜と思っていたのですが、
まさか、テープがなかったとは…。
日本人は「文化的資料の保存」には、疎いと思います。
ビデオで保存してくださった友永先生には、
ファンの1人としてとても感謝致します!!
まさか、ルチ将軍に再びお目にかかれるとは思っていませんでした。
アーカイブスを視聴すればする程、ルチ将軍に魅せられております。
管理人は再びとち狂ってしまいました。(^^;)
<133話>初放送;NHK総合1979.10.24
王家の谷。
プリンプリンとベベル:
プリンプリン「人生って明るくて楽しくて幸せなものだと思っていた。」
ベベル「そんな人生を過ごせる人はどれぐらいいるだろう?」
プリン「そんな人生をすごしたい…。」
ジプシーの歌。
(アーカイブスはフルヴァージョンだが、DVD版ではフルヴァージョンではなかった)
ベベルは、プリンプリンにルチ将軍暗殺の決心を語る。
プリンプリンは、もうベベルに会えなくなるのかと心配する。
ベベル、「明るくて楽しくて幸せなのが本当の人生と君は言っていたね。
私にとってはそれは夢だ。」
もしかすると、ルチ将軍の暗殺は失敗するかもしれないが、もしそうなったとしても
「私にとっての光明、光は君に会った事だよ。」
もしかすると自分たちの妹かもしれないが、血のつながりはどうでもいい。
本当に自分の妹だと思っている、と語る。
プリンプリンは、ベベルの言っている事の本当の意味はわからないが、
ずっと身内のいない寂しさから
「一度でいいから呼ばせてください。お兄さん!」と言った。
二人は抱き合う。
宮殿にて。ランカーとヘドロ。
ランカーは、「プリンプリンはどうしたのか?」といらついている。
ヘドロは、シドロとモドロが探していると言う。
そしてランカーの気をひこうとしてかな(?)
ジプシーの踊りを見たと言って、踊るが
ランカーは「五月蝿い!!」とヘドロを追っ払う。
王家の谷:
シドロとモドロは、読書中のカセイジンにぶつかる。
カセイジンの「肉マンとピーマン、じゃなかったシドロとモドロ」
ヘドロとアクタラバードに行ったのでは?との問いに、
シドロ・モドロは、プリンプリンを迎えに来たと返答した。
カセイジンが「誰に言われて迎えにきたのですか?」と尋ねると
シドロ、モドロはヘドロの姐御の命令だとモゴモゴしていたが、
結局ランカーの命令だと答えちゃった。
そこへ、ボンボンが登場。
カセイジンにシドロ・モドロがここにいるわけを聞く。
それを聞いたボンボンは、シドロ・モドロにかみつく。
「プリンプリンはな、ランカーが大嫌いなんだ、
お前さんたちもあっちについたりこっちについたり。
お前達みたいなのをコウモリって言うんだ。」
そこへ、タイミング良く黄金バットが登場(^^;)。
当然、黄金バットを追い掛けるワットさんも現れ、
ワットさんを追い掛けるマイホームも現れる。
ベベルとプリンプリンがいる所へ、マノンがやって来る。
マノンは、ベベルに話しかける。
「話はすんだかい?プリンプリンと話しをしていたいんだろう?」
ちょっとわざとらしい言い方のマノン…。(^^;)
ベベルは、照れているのだろう、もじもじしている。
この段階ではすでに、ベベルはプリンプリンに想いを寄せているようだ。
プリンプリンは、王家の谷の木の前に行く。
オサゲが、プリンプリンに
ランカーの命令でシドロとモドロが探しているから気をつけてと忠告。
近くで隠れていたシドロ・モドロは見つかる。
プリンプリンは、二人にランカーは大嫌いだからアクタラバードに行かないと言う。
宮殿のランカーとヘドロ。
ランカーは、王家の谷の宝物の中に空から降ってきたという
実に不思議な宝物があったという言い伝えがあるので
それをルチ将軍に聞いたが、
「知らぬ存ぜぬ存ぜぬ知らぬ」と返事が返ったと言った。
ヘドロもルチ将軍に同じ事を聞いたが返事は同じだったそうな。
ヘドロは「女のカン」でルチ将軍はとぼけていると言うと
ランカーも「男のカン」でそう思っていたと同意する。
男のカン…ランカー様の場合は商人のカンじゃないのかな??(^^;)
ルチ将軍はきっと宝を隠しているから
宮殿の中を家宅捜査することを、ヘドロは提案する。
そこへ、ルチ将軍のでかい顔が二人の間からヌバーと出てくる。
顔の大きさはランカーと変わらないな〜(汗)。
「なんの相談ですかな?」とルチ将軍が問うと、
ランカーは、大した事ではないとかわして、
それより「ヒ・トゴロチ爆弾」を買わないか?と商談に持ち込む。
ルチ将軍の目が何かを企んでいるかのように動く。
ベベル達はトラックで、アクタラバードへ出発しようとしていた。
ベベルは、プリンプリンにお兄さんと呼んでくれないかと頼む。
プリンプリン「お兄さん」と呼ぶ。
マノンは、トラックにエンジンをかける。
そして、プリンプリン御一行は
アクタラバードに乗り込むベベル達を見送る。
心配するプリンプリンに
カセイジンは自分の予感で、またあえますよと言った。
<管理人の感想>
ベベルとプリンプリンの場面はせつなかったです。
プリンプリンがベベルに「お兄さん!」と叫ぶ場面は泣けてきます。
実は、私の記憶からベベルとマノンも殆ど抜けていましたが、
久しぶりに見て、あのきょうだいもキャラ設定がしっかりしていたのには
正直言って驚きました。
「アクタ編」はルチ将軍だけかと思っておりましたが、
矢張り他のキャラも立っているから面白いんですね。
<134話>初放送;NHK総合1979.10.25
ベベルとマノンを見送った後。
ボンボンは二人を羨ましいと言う。
オサゲが「ボンボンもトラックに乗りたかったのかい?」と
アホな質問(^^;)をすると
ボンボンは命がけで何かをやることが羨ましいと説明。
そして、いつの間にか白いギターを持って「今こそ」を歌う。
ヘムラー軍が王家の谷を通っている。
シドロ・モドロが通過しようとする軍を止める。
そして「ランカー様の手下」だと自慢げに名乗る。
軍曹は、二人のことを「偉そうに」と呆れ、演習の邪魔をするなとたしなめる。
シドロ・モドロは「固い事は言わないで」と言いながら
プリンプリンを迎えに来たと軍曹に耳打ちする。
軍曹はヘムラー大佐にそれを告げる。
ヘムラー大佐は軍曹を通して続きを尋ねる。
大佐って高官だから「偉い」から直に聞かないのね。
シドロ・モドロは軍曹に再び耳打ちする。
軍曹は、ヘムラー大佐に説明;
我が祖国アクタ共和国の輝ける支配者ルチ将軍より
さらに上手のミスター・ランカーの命令なのだが
プリンプリンを連れて帰れないでいるので手伝って欲しいとの事。
ボンボンのギターがBGM。
プリンプリンは、分からない、と言う。
オサゲが意味を問うと、
「ベベルとマノンがルチ将軍を暗殺して成功したら、
ルチ将軍の子供からみれば、ベベルとマノンは親の仇になる」と
プリンプリンは説明する。
オサゲが、ルチ将軍に子供がいるの?と聞くと、
プリンプリンは多分いないと思うわ、と答える。
(ルチ将軍に子供…怖い怖すぎる〜。
頭がビヨ〜〜ンのミニ版がウジャウジャを想像してしまった(ーー;)。
ハリウッド版「ゴジラ」かよっ…。失礼致しました(ーー;)。)
プリンプリンの話は続く;ルチ将軍の子供がベベルとマノンを殺そうとする、
敵討ちをするのは当然なの??
ベベルとマノンがしていることは、正しいことなの?分からない…。
宮殿。
ステッラがルチ将軍に耳打ちをした。
ルチ将軍は、シドロとモドロが我が軍隊に協力を要請してきた、とランカーに告げる。
ヘドロは、ドジめとなじる。
ランカーは、プリンプリンを見たい〜、と御希望。
ヘドロ、エッチめ中年め、と呟く。
ステッラは、ヘムラー大佐に無線連絡をする。
プリンプリンを逮捕せよ、但していねいに親切にやさし〜く…。
ヘムラー軍は、プリンプリン御一行を戦車で包囲する。
「プリンセス・プリンプリンと仲間のガキ共に告げる」
完全に包囲したから無駄な抵抗はやめなさいと拡声器で警告。
それを聞いて呆れる御一行。
なにしろ、誰も抵抗なんかしていないもんで。
ヘムラー大佐は相変わらずどこか抜けている。
「プリンセス・プリンプリンちゃ〜ん、一緒にアクタラバードへ参りましょう〜。
向こうでミスター・ランカーが待ってます」と
どこか間抜けな言い方のヘムラー大佐である。
多分、丁寧に親切に優しく言っているつもりなんだろう。
プリンプリンは、呆れながらも戦車に囲まれているのでどうしょうもない。
アクタラバードへ行くことにした。
当然、モンキー・ボンボン・オサゲ・カセイジンも一緒である。
御勤めが無事に(?)終わってシドロ・モドロはホっとした。
そこへ黄金バットを追い掛けてるワットさん登場。
プリンプリンはアクタラバードへ行くそうだが自分は黄金バットを追い掛けると
2人に伝言を残して、黄金バットを追い掛けていった。
当然、マイホームもワットさんを追い掛けていった。
宮殿。
プリンプリンを間近に見る事が出来て、ランカーは御満悦である。
一方、プリンプリンはランカーをとてもいやがっている。
ヘドロは嫉妬している(ーー;)。
ルチ将軍はランカーに重要な用件があるので、人払いを希望する。
ランカーがヘドロに退出するように命ずる。
ヘドロはプリンプリンを一緒に連れて行こうとする。
しかし、ランカーは「ルチ将軍、許されよ」
プリンプリンは残しておきたいと希望。少しでも長く一緒にいたいらしい。
ヘドロだけには、再び退出を命ずる。
ヘドロはムッチャ嫉妬する。
「肝っ玉が煮えくり返って、佃煮になっちまうよ!!」と捨てゼリフを残した。
ランカーによれば、プリンプリンはまだ子供だから自分達の話は理解できないそうな。
プリンプリンに対しては大甘なランカー様であった。
ルチ将軍は、地球の風船で蹴鞠を始める。
(BGMは「Did You Ever See A Lassie?(女の子を見つけた?)」
の曲をアレンジしたようなメロディである。
なお、「Did You〜」は「マザーグース」です。
私のイメージでは、ルチ将軍はブラックな「ハンプティ・ダンプティ」なのですが)
アクタ共和国は今はまだ小さい国だが
「世界で一番優れた民族」だから
数年後には地球全体が、アクタ共和国になるだろう。
プリンプリンはそれを聞いて呆れる。
ルチ将軍は地球の風船を弄びながら、
まず手始めに「トナリーランド」を攻める。そしてまた隣の国ヘ…、
だから兵器をどんどん送って欲しいとランカーに要望。
戦車、爆撃機、核弾頭付きミサイルなどなど…。
世界がやがて自分のものになるだろうことを夢見て無気味に喜ぶルチ将軍。
そして、「オホホホ」と無気味に高笑いしながら、
地球の風船を嬉しそうにほおずりしている。
プリンプリンは「ルチ将軍って本当に恐ろしい人」と呟く。
<管理人の感想>
最後の方のルチ将軍の野望の場面は、怖かった…。
ルチ将軍のでっかくて鋭い切れ長の目が
グリグリ動くのが不気味さに相乗効果を生み出していると思います。
地球の風船を弄ぶシーンは、言うまでもなく、
チャップリンの「独裁者」のパロディですね。
但し、チャップリンとは大きく違うのは、
チャップリン演じる独裁者ヒンケルは独りっきりになった時に
風船を弄んで地球征服の野心を楽しんでおりましたが、
ルチ将軍は人前で「堂々と?」大それた野心を語っております。
子供向けの人形劇だから…と言えば「はい、それまでよ」ですが、
あえて突っ込むと、
そんな大きな野望は自分の腹の中におさめておくのが
本当だろうな〜と思います。
しかしながら、主人公はプリンプリンだから、そんな事はどうでもいい事ですね(汗)。
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