!!注意!!
このページはアクタ編がネタバレです。
再放送を待つ!と思う方・「NHKアーカイブス」で見るんだ!と思う方などは、読まないで去りましょう〜!
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<135話>初放送;NHK総合1979.10.26

<(前回のくり返し)
ルチ将軍が世界制覇の野望を語る。>

ランカーが最新型爆弾「ヒ・トゴロチ爆弾」を勧めると
ルチ将軍は1ダースも注文して、地球の風船を弄びながら部屋を出る。

入れ替わりに花のアナウンサーが登場。
オレンジ色の風船をもって、
ルチ将軍のマネ…高笑いまでマネして登場した。
ルチ将軍の世界制覇大計画の特ダネを聞いて登場したのでしょうか?
ランカーが「目障りだ。消えろ」と言うが、
花のアナウンサーは、
プリンプリンのことを気づかってそうはいかないと言う。
なぜならプリンプリンはランカーが大ッ嫌いだから。

それはさておき、兵器をドンドン売り込むのだから
ルチ将軍の世界制覇大計画にランカーは賛成なのか
花のアナウンサーが尋ねると
「そうは言っておらん」とランカーは返答。
さらに花のアナウンサーが突っ込んだ質問をすると
ルチ将軍が攻める予定のトナリーランドにも兵器を売るとランカーは言う。
戦争が始まれば、いろんな国が争って自分の所に兵器を買いにくるから
この商売はやめられないと笑う。

それを聞いたプリンプリンは、ランカーの発言に「酷いな〜」と呟く。
戦争がはじまって兵器を売り込めば、戦争が激しくなるし、
大勢の人が犠牲になる。

花のアナウンサーがランカーに「そんなにもうけたお金の使い道」を訊ねると
ランカーは「金には色々な使い道がある」
プリンプリンとの結婚披露宴に注ぎ込むと答える。
プリンプリンは驚いてしまった。

ランカーの夢想。
プリンプリンと結婚することでプリンスとなって、
王子様風の白装束で花嫁姿のプリンプリンと楽しそうに踊っている。
プリンプリンがランカーと楽しそうに…?
そんなのありえな〜い(ーー;)。
一方プリンプリンは部屋から抜け出して庭で待っている仲間達のところへいく。
心配している仲間に
「あの人にまかせたわ」とプリンプリンは答えた。

ランカーはすっかり夢中になって踊っていた。
妄想に浸り切っている(^^;)。
プリンプリンに声をかけているつもりだったが
答えたのは花嫁のベールをつけた「あの人」、
すなわち花のアナウンサーだった。
裏声で「はい、ランカー様。」
当然ランカーは気持ち悪がった。

…でいつの間にか
もぐらたたきゲーム(ランカー対花のアナウンサー)になる(^^;)。
当然(?)叩く人はランカーで、モグラは花のアナウンサーである。
ランカーは懸命に花のアナウンサーを叩こうとするが、
花のアナウンサーはすばしっこくて中々当たらない。
花アナウンサーのすばしっこさに、疲れたランカーは、ヘドロを呼ぶが、

もぐら叩きの穴からステッラが顔を出す。
「ヘドロは、いません。ふてくされてどこかへ行きました」と報告。
ランカーは「あのアマめ〜」と怒る。

アクタラバード市街:
ベベルとマノンがルチ将軍のところへどうやって近付くか相談している。
マノンは、「ルチ将軍はめったに宮殿からでない。
自分達から近付くしか方法がない」と言うが…興奮して大声になる。
ベベルはそれを制する。

軍曹登場。
ベベルとマノンに何者か尋ねる。
マノンは、自分達はジプシーだから身分証明証がないと答える。
すると、軍曹は、ジプシーならば歌が歌えるはず、踊りがおどれるはずだと言うので、
ベベルとマノンは、仲間とともに歌・踊りを披露。
簡単なかつズサンな身分証明方法である(^^;)。

ヘドロは市街に出てふて腐れている。
格好はカルメン仕様である。(格好いいぜ、姐御!!)
ランカーがプリンプリンに入れ揚げていることが面白く無いらしい。

そこへ「ジプシーの歌」が聴こえてくる。
王家の谷であった連中だと、ジプシー達を見て気付く。
軍曹は、本当のジプシーです。大したもんだと、ヘドロに言う。
歌が終わる。
ヘドロ、ベベルとマノンの歌う姿をみてなにか気を紛らすことを思い付いたらしい。
「そこの色男」と声をかける。
マノンが「僕のことかい?」と訊ねるとヘドロはベベルの方が好みだと答える。
マノンは、いかにもがっかりしたように「兄貴だってさ…」とつぶやく。
演技派マノンだ。本当は女の子だもん。

ヘドロは、歌っているよりいいお金になるから
「手下にならないかい?」とベベルを誘う。
ベベルのような「色男」がそばにいると
少しでも気が晴れるというのが目的らしい。
ヘドロはベベルにせまる。
ヘドロが、今ルチ将軍の宮殿にいると言うと、
ベベルとマノンの表情が変わる。(チャンス到来!!)

ヘドロがベベルの名前を聞く。
マノンはこっそり、「本当の名前をいっちゃあ駄目だ」と忠告する。
ベベルは、逆にヘドロの名前を聞き返す。
(お互いが初対面の場合、相手の名前を聞く時は、
まず自分の名前を名乗ってから相手の名前を聞くのが礼儀だと思いますので、
ベベルは、ある意味では正しいと思います。)

ヘドロは、自分の名前を名乗ると
ベベルは「ドロドロ」と偽りの名前を名乗る。
にいさん、そのセンスの無い偽名はギャグですか…?(ーー;)。
そして、ルチ将軍の宮殿に自由に出入りできる通行手形をヘドロはベベルに渡す。
「本当に私好みのいい男。」
ヘドロは、ベベルを自分のツバメにしたいのでしょうか…?
そしてヘドロは去る。

思い掛けない出来事に喜びあうベベルとマノン。
ルチ将軍の宮殿に入って、そしてルチ将軍のすきを狙って倒すと誓う。

宮殿の庭。
プリンプリンは何故か急にめまいを起こす。
カセイジンの予感;ベベルの身になにか起きている。

エンディング:ジプシーの歌
ヘムラー大佐とジプシー女の踊り。それを戦車に座って眺めているステッラ、軍人さん達。
軍曹はヴァイオリンを弾いている。
なんだか楽しそうである。ちなみにルチ将軍はいない。
ベベルとマノンは、2つの墓の前でお参り。これは、恐らく前国王と前王妃様の…。

<管理人の感想>
ルチ将軍が嬉しそうに世界制覇の野望を語ったあとで、ランカーが武器がどんどん売れると
ウハウハしている場面があります。
それを見て、ルチ将軍よりランカーの方が上手だな〜とつくづく思いました。
ルチ将軍は、変なところで「おしゃべり」ね。
たとえ、親しい仲でも大いなる野心をベラベラと喋るのは、如何なものか??
管理人にはおこちゃまルッチーがランカーおじさんに
まるで小さなお子様が自慢気に
「ネエネエ、ボクはこんなに凄い事をするんだぞ〜」
と言っているように見えてしまったのでした…(ーー;)。


<136話>初放送;NHK総合1979.10.29

「ジプシーの歌」。
いつもの定番の歌い方とは違う。
シンセサイザーがエレクトーンを使って、荘厳なコーラス風。
ベベル達が歌っているのを陰で聞いているプリンプリン。
そして、ベベルとマノンの名前を呼ぶ。
ベベルとマノンは、それをとがめる。
その名前はアクタラバードでは禁句である。
そして、ジプシーに変装してルチ将軍の暗殺をする決心を語る。

宮殿内。
ルチ将軍の後頭部のドアップ。
頭から血管が浮き上がる。(セル画を使っての合成かな?)
ルチ将軍の高笑い。「ホホホ」じゃなくて、「ヒェヒェヒェ」。
完全に悪役笑いになっちゃった。
「地球はボクのものだ〜。」と宣う。
いつもは一人称は「私」なのに、何故かいきなり自分を「ボク」呼ばわりする。

ランカーに地球征服の野望をうれしげに語る。
「なぜならば…」右手の指で差すルチ。
(丁寧に指さす手を作っていらっしゃる友永先生。)
アクタ共和国国歌にのって、アクタ軍が世界征服に乗り出すさまを語る。

ランカーはルチ将軍の野望を冷静に聞いている。
(管理人にはその様に見えました。)

ルチ将軍は地球の風船をうれしげにもて遊ぶ。
そばにいる小姓ちゃんも抱える。
「小姓ちゃん、小姓ちゃん、地球はボクのもの♪」
また、「ボク」…&言い方がどこか幼げである。
おじちゃん、あんた一体幾つなんだ??時々、子供っぽくなるルチ将軍である。

場面がいつの間にか、庭になっている。
そんなルチ将軍にあきれるプリンプリン、ボンボン、カセイジン、オサゲ。
「ルチ将軍は頭がおかしいんじゃない?」の発言に
カセイジンは「いいえ、ルチ将軍はおおまじめなのです。」と解説する。
プリンプリンは、そんなルチ将軍の野望を黙ってみてていいのかしら?と問いかける。
何千人、何万人の人々が犠牲になるのに…。

宮殿のランカーの部屋。
ランカーは、ヘドロがどこにいるのか探している。
「私の有能な美人秘書は…」(お珍しい発言…。)
ヘドロは、くしゃみをする。

<(前回の繰り返し)憂さ晴らしにアクタラバード市街に出ている。
ヘドロは、ジプシー達を見つける
ヘドロはベベルにせまっている。
ヘドロは、ベベルを自分のツバメにしたいらしい。宮殿の通行手形をベベルに渡す。>

宮殿の庭。
プリンプリン達は、戦争を止める方法を考える。
ルチ将軍は、小姓をかかえながら「♪小姓よ小姓よ…♪」
と変な歌を歌いながら横切る。
元歌がなにかわからんです。演歌くさい歌ですな〜。

「ルチ将軍の暗殺しかない。ベベルとマノンと力をあわせて」
と宮殿内だというのに、ボンボンは思わず物騒な事を言ってしまった!
そして丁度通りかかった軍曹にそれをきかれてしまった!!
軍曹が、プリンプリン一行に詰め寄ってくる。
「ルチ将軍の暗殺とか、ベベルとかマノンとかそれを言ったのは誰だ??」
ボンボン!!ピンチ…!!
だがなんとカセイジンが、自分が言ったと名乗りでる。
でも、自分が言ったのはベベルとマノンが
ルチ将軍の暗殺を企てているとんでもない奴だと言ったと話をすり替える。
どうも軍曹には完全には聞かれていなかったようだ。
納得した軍曹はその場を去る。

ヘドロがご機嫌に庭を通りかかる。
ドロドロ(ベベル)が部下になったことがよほどうれしいらしい。
プリンプリンは、ヘドロの話の内容からその部下がベベルだと分かり驚く。

ヘドロはご機嫌のまま、ランカーの部屋に戻る。
ランカーはヘドロに自分の任務を忘れてはいないか?と問う。
ヘドロは「薄汚いしょんべん娘を連れて来ることでしょう?」と答える。

ところが、ランカーは「宝を探すこと」だと言う。
オヤお珍しい。
ルチ将軍に聞いても「知らぬ存ぜぬ存ぜぬ知らぬ」なので、
ルチ将軍に気づかれぬように探せ。

ヘドロは「宝を探す部下がいない」と訴えると、
ランカーはシドロ・モドロが手下でいるではないかと答える。
ヘドロは、とんでもないと返答。シドロ・モドロではご不満なのだ。
そしてジプシーの新しい部下ができたとランカーに告げた。
そんなにドロドロ(ベベル)が気にいったのか…(^^;)。

ベベルとマノンそしてレジスタンスの仲間達。
ベベルが宮殿に乗り込むので、抱き合ってベベルとの別れを惜しむ。

宮殿の庭。
プリンプリンは、もの思いにふける。
ボンボンがやってくる。プリンプリンがベベルの事を考えていることが分かる。
プリンプリン「もしかしたら私のお兄さんかも…」
(プリンプリン、この時ベベルに対してなんかいい感じ…と管理人は思った。)

<管理人の感想>
ルチ将軍は時々、妙な言い方をします。
「ボク」…って…。&言い方が子供っぽい…(^^;)。
ルチ将軍って、「大人子供」なのでしょうかね。
そんなブっとんだ性格が私にはツボです。
ところで、ルチ将軍が小姓ちゃんを抱きかかえているシーンがあります。
これを見て、112話の女性蔑視発言と合わせて、「お稚児さん趣味」なのかな?
と管理人は勝手に決めつけたのであります。小姓ちゃんがらみのシーンでは
もうちょっと怪しげに見えるものが後にでてきます。
小姓ちゃんの肩に腕をかけている…。
そう思う一方で、小姓ちゃんはルチ将軍の「幼児性」の象徴でもあるのかな?
小姓ちゃんは終始無言でしたので、そこに何か意味があるのかな?と思ったのです。
…とも考えてしまう管理人でありました。考えすぎかもしれません。


<137話?DVD部分>

宮殿の門の前。
ベベルとマノンが物陰に隠れて、宮殿の様子を見ている。
マノンは、ベベルと一緒に宮殿の中に入って
親の仇ルチ将軍を倒したいと願うが、通行手形は一枚しかない。
だから自分の分までしっかりやってよねと、兄を励ます。
「ベベル兄さん」と声をかけるが、
ベベルは「今日からヘドロの子分ドロドロという名前だ」と注意する。

門の向こうにいる軍曹が二人の気配に気づいた。
「誰だ?!そこにいるのは」と叫ぶ。
ベベルはマノンに、ここから立ち去るように促す。
ベベルは物陰から姿を現わす。

軍曹がベベルに詰問すると
「ヘイ、ドロドロでございます」とベベルは返答した。
すると「季節はずれじゃないのかい?お前さん」と軍曹は言う。
どうも幽霊のドロドロと間違えているらしい(ーー;)。
するとベベルは、ヘドロの新しい子分ドロドロだと訂正する。
軍曹は納得するが、
身分のわからんものがルチ将軍の宮殿に入るわけにはいかんと
追っ払おうとする。
ベベルは軍曹にヘドロから貰った通行手形をみせる。
「よろしい!通りゃんせ」と軍曹は許可する。

宮殿、ランカーの部屋。
ランカーはこの宮殿に隠されているはずの
その昔王家の谷に降ってきた世にも珍しい不思議な宝を捜せ
とヘドロを急かすが、
ヘドロは前にも話した新しい子分が来る迄待って欲しいと言った。
ランカーは聞き分けよくそれ迄待つ事にした。

宮殿の庭。
佇んでいるプリンプリン。
そこへベベルがやってきた。
プリンプリンは、ベベルに声を掛けようとするが
ベベルはそれを制して、「私はヘドロの子分ドロドロと申します。」と言って立ち去る。
これはどういう事なのかプリンプリン不思議に思った。

宮殿。
ヘドロが歌を歌いながら紅を引いている。
そこへステッラが登場。
「そこの年増女のヘドロさん。下手な化粧はおやめ」と毒舌をかます。
ヘドロも負けずに「すれっからし」と反撃。

別室でベベルはヘドロを待っていた。
その部屋に置いてある花瓶には盗聴マイクがしかけてあった。

盗聴室。
「畜生〜。気に入らねえなあ、あの女」とグチるステッラ。
ヘドロの化粧の様子が気に入らないらしいが、
自分は自分で化粧粉をはたいている(ーー;)。
鏡に向かって「いい女」と御満悦だが、その後鏡の像が何故か歪む。
これって、「いい女」にたいする鏡の拒否反応(ギャグ)でしょうか?
管理人はドアホなのでこの意味が今一よくわかりませんでした(^^;)。
そしてヘドロとベベルの会話を盗聴する。
マイクが拾ったヘドロとベベル(ドロドロ)の会話;
その昔王家の谷に空から降ってきた不思議な宝を自分と一緒にドロドロに探して欲しい。
ルチ将軍に気づかれずに…。

…ってその会話の盗聴を録音したテープをルチ将軍は聞いていた。
おや小姓ちゃんとステッラも仲良く聞いています。
ルチ将軍は、小姓ちゃんの肩に腕を廻している(ーー;)。
この場面を見る度に何故か笑ってしまう私。私が妄想しすぎか…。

ステッラはヘドロの逮捕を提案するが、
ルチ将軍は、他の者なら構わないがヘドロはミスターランカーの秘書だから
それはできないと却下する。
ヘドロが気にいらないステッラは食い下がる。
いくら探しても空から降ってきた宝はみつからぬとルチ将軍は答える。
(当たり前でしょうね)

<管理人の感想>
私の記憶が正しければ、この部分はアーカイブスには未登録です…だと思う。
(H17.03.16記)


<138話>初放送;NHK総合1979.10.31

ヘドロは、ベベルに不思議な宝を探すように命ずる。
しかし、ルチ将軍は「知らぬ存ぜぬ」でしらをきっているので、
多分宝を隠しているに違いないので、ルチ将軍に悟られぬように探せとの事。

ルチ将軍は、小姓ちゃんの肩に腕を廻している。
ステッラは、ルチ将軍に大事なものはどこに隠すか訊ねる。
「一番安全な所は、一番目立つところ。」とルチ将軍は答える。
ステッラは意味が飲み込めないので聞き返すと
知能指数1300の自分が言うのだから間違いない、
その珍しい宝があるとするのなら、一番目立つ所にあるだろう、
とルチ将軍は自慢げに高笑いをした。
(とっても目立ち過ぎます…。)
…がバランスが崩けてこけそうになるが小姓ちゃんが支えに行く。

宮殿の庭。
ボンボン、カセイジン、オサゲがいることろに、ランカーが登場。
ランカーは、ズウズウしくもプリンプリンの居場所を3人に聞くが、
3人は、プリンプリンはモンキーと一緒にいると半分からかう。
ランカーは、モンキーの名前を聞くと不愉快になる。

ベベルは、宮殿内をうろついている。
恐らく、ヘドロの仕事をやりながら、
ルチ将軍の寝室でも探していると思われる。
モンキーがやってきて、プリンプリンのところへベベルを案内する。

プリンプリンがベベルとこっそり密会したのは、
ルチ将軍が集めたと思われる美術品が
ゴッタゴタに置いてある倉庫のような部屋だった。
プリンプリンが「ベベル」と呼ぶと、
ベベルは、その名を名乗ったらルチ将軍に殺されるから
ヘドロの雇われ子分の「ドロドロ」と呼んで欲しいと頼む。

プリンプリンは「ドロドロ」に、ルチ将軍の暗殺のために潜り込んだのでしょう?
と聞くと、ベベルは認める。
そして、ヘドロに空から王家の谷に降ってきた不思議な宝を探す仕事を頼まれていると
プリンプリンに教えた。
プリンプリンは、その王家の谷の地下の蔵を見つけたとベベルに教える。
ベベルは、「でも何も無かったんだろう?
代々の国王達詰り自分の先祖が集めた宝は皆盗掘されて
なくなっている」と言った。

「でもモンキーが見つけたんです」とプリンプリン。
箱なのだが、その箱も中身は空っぽだった。
でも何か妙だった。
その箱に何かが入っていた筈なのだが、
その形跡がとっても妙だった。

丁度、ルチ将軍の頭に似ていたとプリンプリンは説明。

ベベルは、プリンプリンの話を不思議に思う。
頭骸骨なら分かるが、生きた人間の頭が入っているわけがない。
「ルチ将軍の頭にそっくりな形」の物が入っていたのは間違い無いと
プリンプリンは強調する。
「それが本当なら奇妙な話だな…」とベベル。

これは、ルチ将軍の秘密の伏線になるんでしょう。
しかしここの話の持って行き方は少々強引だな〜と私は思います。
別にルチ将軍のような格好のものが入っていたとしても
どうしてそれがおかしいのかな?なんて思ったりして(^^;)。

しかし、プリンプリンはベベルをここに呼んだ本当の目的は、
ルチ将軍の世界制覇の野望を教える事だった。
そして、死の商人ランカーは兵器をルチ将軍に売り込む。
ベベルは、「絶対にそれをさせてはいけない」と断言する。

宮殿の庭。
ヘドロが、あの有名なシャンソン「枯葉」を歌いながら登場。
別の方向からランカーが登場。
ボンボン、カセイジン、オサゲの3人は、それを陰で見ていた。
ボンボンは「いけすかない奴らだ。ぶっとばしたい」と言うが、
カセイジンがそれを制して、3人は隠れる。

ランカーとヘドロが出くわす。
ランカーがプリンプリンを探しているというと、
毎度のことながらヘドロは嫉妬する。
でもロマンチックな気分のヘドロは、「枯葉」を歌い上げる。
シドロ・モドロが木の上で枯葉を降らしている。
ランカーは「いい歌だ。感傷的な本当にいい詞だ」と感動する。
ただし「これがそばにいるのがプリンプリンだったら…ああ…いやだいやだ」
ハンカチ片手に去ってしまった。
ランカーがいなくなったことに気づいたヘドロは、ランカーの名前を連呼。
そして「ええいちくしょ〜!!」とヒステリーをおこす。
木にあたったので木が揺れて
木の上にいたシドロ・モドロが落っこちる。

宮殿内。
ヘドロはベベル(ドロドロ)を探している。
見張り役モンキーは、密会している二人の近くに人が来ている場合
口笛の音でわかるように合図する。
「口笛を吹く猿なんて珍しいわね〜」と宣うヘドロの姐御。

密会中のプリンプリンとベベル。
「このままだとルチ将軍は戦争を始めるわ」とプリンプリン。
ベベルは、世界平和のためにもルチ将軍を抹殺するしかないと主張。
プリンプリンが教えたボンボンの言葉にも賛同する。
「暗殺しかない!!」

そして、「有り難う、君は勇気を与えてくれた」と話しを続ける。
今夜に暗殺する決心がついたのだ。
親の仇、この国のために…。
しかしプリンプリンが教えてくれたお陰で
ルチ将軍の暗殺は、「世界平和の為に…!!」なる。

そして、プリンプリンに
この広い宮殿のルチ将軍の寝室の場所を探す手伝いをしてくれと頼む。

<管理人の感想>
ルチ将軍が、安全なところは一番目立つところだとか言っていた場面を見て
初放送当時、それはどこだろう??と
管理人はやや真剣に考えた事がある事を思い出しました。
宮殿のてっぺんかな?とか…(^^;)。

ヘドロの「枯葉」の歌は格好よかったです…!!
ランカーは不粋なお方です。


<139話>初放送;NHK総合1979.11.01

ボンボン、カセイジン、オサゲは
プリンプリンを待っている。
ベベルとプリンプリンを心配する。密会がバレたら事である。

モンキーの口笛;♪誰かさんと誰かさんが麦畑♪
途中でメロディーが変わる。
プリンプリンはベベルに、誰か人が通る事を教える。

部屋の外では、軍曹が番兵と挨拶をしていた。
軍曹は、番兵達に「軍曹殿」と呼ばれてご満悦になる。
そして、「輝ける支配者ルチ将軍が戦争をおっぱじめること」を告げ、
訓練をおこたらないようにと言う。
軍曹退場。

プリンプリンは、ベベルに軍曹が去ったことを教える。
ベベルは、この国のため、世界平和のためルチ将軍を倒すことを主張する。
プリンプリンは、考えこんでしまう。
ベベルは、そんなプリンプリンに声をかけるが、
なんでもないふうにプリンプリンは振る舞った。
ベベルは、ヘドロに自分の不在が長いと怪しまれるので、行く事にする。

ヘドロが化粧をしている。
今度はランカーが「無駄なことはやめておけ」と話しかける(^^;)。
ランカーはひまをもて遊んでいる様子。
ヘドロは、こんなところはおさらばしたいというが、
ランカーはルチ将軍相手に兵器の売り込み話でもするかといって部屋をでる。
ヘドロ「こんなにいい女なのに。とうへんぼく。」とランカーをなじる。
(なんだかんだといってもランカー様命なんですね。)
そこへ、ベベル登場。ヘドロはベベルにせまった。
ベベルはそれをかわして、
「ヘドロ様のご命令の宝物を探します。」と去る。
「ヘドロ様だって〜?バカにして!!」とヘドロは怒った(^^;)。

宮殿の庭。
プリンプリンは、ボンボン、カセイジン、オサゲにベベルの決意を語る。
カセイジンは、「広い宮殿とはいえ、こんな人数でうろついていては、
ルチ将軍にあやしまれます。」と心配するが、
「ルチ将軍の寝室は私一人でみつけられる、
いいえ、私とモンキーで大丈夫」とプリンプリンは言った。

ルチ将軍の寝室を探すプリンプリン。
西洋絵画がやたらと飾ってある。
丁度通りかかったステッラが「何をしているんだい?」声をかける。
プリンプリンは「絵をみているのよ」と誤魔化す。
ステッラは「それを聞いたらルチ将軍がお喜びになるだろうよ」と言って去る。

モンキーがルチ将軍の寝室を見つけたとプリンプリンに報告。
プリンプリンとモンキーはその部屋に行く。
そして、モンキーにベベルを連れてこさせる。

天蓋付き白いベッド。
壷やら、西洋の甲冑やらが置いてある。
甲冑か〜、さすが軍人の長といったところか…?
部屋の感じはゴシックっぽいかな?質実剛健といった感じがする。
ルチ将軍は、実はシンプル好きなのだろうか…??
しかし、このベッド普通のベッドなんですよね〜(ーー;)。
あのでかい頭でどうやって寝るのかとても不思議です。

そして、ベベルの暗殺イメージの独白;
夜、ベベルはルチ将軍の寝室でルチ将軍が来るのを隠れ待っている。
親の仇、世界征服を夢見る男、ルチ将軍。…ベベルは「その時」をじっと待っている。
そして、ルチ将軍が寝室に厳重に鍵を閉めてベッドに入る。
しかし、暗殺者はすでに寝室に忍び込んでいるのだ…!
揺れる天蓋ベッドの幕、それは隠れていたベベルが暗殺のために立ち上がった証拠…。
「復讐の時が」来たのだ…!!

プリンプリンは、突然悲鳴をあげて気絶する。
女の悲鳴に宮殿内は騒然とする。
ベベルは逃げるためにプリンプリンを起こそうとするが、
プリンプリンは気絶したままであった。

エンディング
ハッピー・アドベンチャー。
はがき絵。

<管理人の感想>
白いベッドのカーテンがユラユラ…。
これが長い間に記憶のなかに妙に刻みこまれていました。
一体どういう場面だったのだろう…?とずっと思っていました。
ベベルが語る暗殺のイメージの中で「ユラユラ」がありました。
なる程こういう場面だったのですね。

ベベルの独白で、どうしても笑ってしまう所は、
「…世界の支配者を夢見る恐るべき男…。
そしてその知能指数は1300…!!」
…「1300」を真面目に言わないでください、にいさん(爆)。


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